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ラブカルチャースクール 3
第4章 Lesson 休憩室

この表情の意味が気にならないって言ったら嘘になるけど、聞く必要はないと思って他に知りたいことに切り替える。
「あっ! そのエレベーターでホズミが不思議なこと言っていたんですけど」
「クス……名前のことですね」
どうやらそれも、ワタリから報告済みのようだ。
「はい! それが気になって、気になって! 人間離れした名前ってハナブサが意味深なことを言うから」
屈託なく笑いながら姉さんの名前の話をすると、ヤナセも楽しそうに微笑んだから嬉しくなった。
「後で調べてみるといいですよ……それほど隠す必要はないんですけどね」
「でもホズミ、今までに見たことないくらい必死でしたよ」
「あぁ……やはり珍しい漢字なので……トラウマは少しあるようです」
「ふふふ~。分かりました! 後で調べてみます」
途端――――
「いやぁ~ん! チワワちゃんの裏切り者~!」と叫ぶ姉さんが頭に浮かんだけど、こればかりはどうしても知りたくなって、心の中で手を合わせて謝った。
「琴海さん……休憩室に着きました」
「あ、あれ。もう着いたんですね」
姉さんの名前談議に盛り上がっている内に休憩室に到着していた。
休憩室はフロアの奥に配置されていて、私たちが普段研修する部屋からは割と離れている。
「茶葉などはある程度揃っていますので……好きなものを使って頂いて大丈夫ですよ」
「茶葉まで備え付けているなんて、流石ラブカルですね!」
スクールのお茶は高級茶葉だから、それを自由に飲めるとは楽しみが一つ増えた気分だ。
「あっ! そのエレベーターでホズミが不思議なこと言っていたんですけど」
「クス……名前のことですね」
どうやらそれも、ワタリから報告済みのようだ。
「はい! それが気になって、気になって! 人間離れした名前ってハナブサが意味深なことを言うから」
屈託なく笑いながら姉さんの名前の話をすると、ヤナセも楽しそうに微笑んだから嬉しくなった。
「後で調べてみるといいですよ……それほど隠す必要はないんですけどね」
「でもホズミ、今までに見たことないくらい必死でしたよ」
「あぁ……やはり珍しい漢字なので……トラウマは少しあるようです」
「ふふふ~。分かりました! 後で調べてみます」
途端――――
「いやぁ~ん! チワワちゃんの裏切り者~!」と叫ぶ姉さんが頭に浮かんだけど、こればかりはどうしても知りたくなって、心の中で手を合わせて謝った。
「琴海さん……休憩室に着きました」
「あ、あれ。もう着いたんですね」
姉さんの名前談議に盛り上がっている内に休憩室に到着していた。
休憩室はフロアの奥に配置されていて、私たちが普段研修する部屋からは割と離れている。
「茶葉などはある程度揃っていますので……好きなものを使って頂いて大丈夫ですよ」
「茶葉まで備え付けているなんて、流石ラブカルですね!」
スクールのお茶は高級茶葉だから、それを自由に飲めるとは楽しみが一つ増えた気分だ。

