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ラブカルチャースクール 3
第4章 Lesson 休憩室

休憩室の入り口は教室と違って出入りがしやすいようにドアがない。
入り口に近付くと先に来ていた女性陣三人がテーブルを囲んで座っている姿が見えた。
私とヤナセに逸早く気付いたのは勿論――――
「おっそ~い、コトミ! セイジと何してたのよ~!」
ジュリ―――!!
何かしていましたけど、大きな声で何てこと言うのよ!!
心なしかカレンと、サナの視線も何か言いたげに感じる。
やっぱり時間かかり過ぎだったよね……
質問を沢山していたと言って、更に突っ込まれそうで怖い。
返答に詰まっていると
「質疑応答が……盛り上がったそうですよ」
透かさずヤナセがフォローしてくれた。
「あははは~! コトミどんだけ質問してたのよ~!」
「えっと……色々気になちゃって」
一応話の流れに便乗して答えながらヤナセを見上げると、小さく頷いて微笑まれる。
うぅっ!
いつも何から何まで申し訳ありません!
ジュリからの攻撃は覚悟していたけど、実際食らうとやっぱり動揺してしまう。
こうなってみて改めて、ヤナセが配慮して先に三人を休憩させたことを悟った。
ヤナセには私をセイジの所に行かせた時点で、ここまで段取りをしていたのかも。
流石ヤナセだけど……
面倒なことになると分かっているのに、何でヤナセは敢えてそうしたのだろうか?
謎に思いつつヤナセをジッと凝視してしまう。
そんな私にヤナセはニッコリと微笑んで
「琴海さんも……折角ですから何か飲まれませんか?」
綺麗に揃えた指先を茶葉が並んでいる棚に向けた。
入り口に近付くと先に来ていた女性陣三人がテーブルを囲んで座っている姿が見えた。
私とヤナセに逸早く気付いたのは勿論――――
「おっそ~い、コトミ! セイジと何してたのよ~!」
ジュリ―――!!
何かしていましたけど、大きな声で何てこと言うのよ!!
心なしかカレンと、サナの視線も何か言いたげに感じる。
やっぱり時間かかり過ぎだったよね……
質問を沢山していたと言って、更に突っ込まれそうで怖い。
返答に詰まっていると
「質疑応答が……盛り上がったそうですよ」
透かさずヤナセがフォローしてくれた。
「あははは~! コトミどんだけ質問してたのよ~!」
「えっと……色々気になちゃって」
一応話の流れに便乗して答えながらヤナセを見上げると、小さく頷いて微笑まれる。
うぅっ!
いつも何から何まで申し訳ありません!
ジュリからの攻撃は覚悟していたけど、実際食らうとやっぱり動揺してしまう。
こうなってみて改めて、ヤナセが配慮して先に三人を休憩させたことを悟った。
ヤナセには私をセイジの所に行かせた時点で、ここまで段取りをしていたのかも。
流石ヤナセだけど……
面倒なことになると分かっているのに、何でヤナセは敢えてそうしたのだろうか?
謎に思いつつヤナセをジッと凝視してしまう。
そんな私にヤナセはニッコリと微笑んで
「琴海さんも……折角ですから何か飲まれませんか?」
綺麗に揃えた指先を茶葉が並んでいる棚に向けた。

