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ラブカルチャースクール 3
第16章 ILesson 4回目

リクの指の動きが、一瞬止まる――――。
ド――――ックン!
同時に私の脈も止まりそうだ。
リクがどう出てくるか、反射的に身構えてしまうと――――
「ははっ。生徒と真剣にですか……そうですね……頑張りますよ」
少し含みがある言い方だけど、生徒のために講師を目指してくれるなら、一先ず安心できそうだった。
「気が利くリクなら……良い講師になれると思うんだ」
与えられる刺激にまだ耐えられる内に、精一杯リクに想いを伝える。
何となくだけど――ラブカルに対してリクから感じるものは、前向きなモノではないように感じ取れた。
でも……今はそうでも、これから変わるかもしれない――――。
セイジだってコウセイだって、あのハヤトだって、色んなことを抱えてラブカル講師になったけど、プライドを持って生徒のために頑張っている。
きっとリクも先輩講師の信念に触れていく内に、蟠っていることが消えていくんじゃないかな……。
そうあって欲しいと、願うしかないけど――――。
心の底からそう願いながら語り掛けていくと、何か考えあぐねているか、リクの指先が私の唇の上で数回往復する。
今の今でリクが心を開くとは思えないけど、少しずつ心の扉を開けていけていけたらと思う。
天岩戸の前で、チワワが必死で踊っていたら――――
「ヤナセさんの秘蔵っ子のコトミさんに、認めて貰えて光栄ですね……」
「え? ……あっ!」
突然出たヤナセの名前に気を取られた途端、リクの指が唇の割れ目を押し開き、口の中に差し込まれた。
ド――――ックン!
同時に私の脈も止まりそうだ。
リクがどう出てくるか、反射的に身構えてしまうと――――
「ははっ。生徒と真剣にですか……そうですね……頑張りますよ」
少し含みがある言い方だけど、生徒のために講師を目指してくれるなら、一先ず安心できそうだった。
「気が利くリクなら……良い講師になれると思うんだ」
与えられる刺激にまだ耐えられる内に、精一杯リクに想いを伝える。
何となくだけど――ラブカルに対してリクから感じるものは、前向きなモノではないように感じ取れた。
でも……今はそうでも、これから変わるかもしれない――――。
セイジだってコウセイだって、あのハヤトだって、色んなことを抱えてラブカル講師になったけど、プライドを持って生徒のために頑張っている。
きっとリクも先輩講師の信念に触れていく内に、蟠っていることが消えていくんじゃないかな……。
そうあって欲しいと、願うしかないけど――――。
心の底からそう願いながら語り掛けていくと、何か考えあぐねているか、リクの指先が私の唇の上で数回往復する。
今の今でリクが心を開くとは思えないけど、少しずつ心の扉を開けていけていけたらと思う。
天岩戸の前で、チワワが必死で踊っていたら――――
「ヤナセさんの秘蔵っ子のコトミさんに、認めて貰えて光栄ですね……」
「え? ……あっ!」
突然出たヤナセの名前に気を取られた途端、リクの指が唇の割れ目を押し開き、口の中に差し込まれた。

