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ラブカルチャースクール 3
第4章 Lesson 休憩室

「そうですね! 何飲もうかな~!」
相変わらず心の中を見透かされたみたいで、焦ってドキッとしてしまう。
話を逸らすように棚の中の物色を始めると、ヤナセは三人の居るテーブルに近寄っていく。
またヤナセに助けて貰ってしまった……。
これから女性講師として、スクール内での立場が大変になるから、ヤナセも今まで以上に気を使ってくれているのかもしれないけど、初っ端から甘えていちゃ申し訳ない。
背中越しに三人の存在を感じながら、いつまでもヤナセに頼り切っていちゃいけないと自分に言い聞かせたけど――――
「ヤナセさ~ん、夜の件なんですけど~」
ジュリの全力投球のヤナセへの甘えっぷりは、何か気にかかってしまうのだ。
な、何――――!!??
夜の件って、もうそこまで何か進展させているの!?
咄嗟に紅茶の缶を両手に握り、耳がダンボ状態になると
カッコ――――ン!
空になった紙コップを鹿威し並みに、テーブルに叩き付けた音が高らかに鳴った。
「ジュリ、主語が抜けているわよ。ジムの服装の件でしょ」
「やぁ~だ。カレンたら突っ込み怖~い」
どうやら鹿威し……もとい紙コップの主はカレンだったようだ。
「紛らわしい話し方は不愉快だから止めてくれない。講師を目指す身としても注意すべきだと思うわ」
カレンはジュリにハッキリと鋭い指摘をするが、どこか苛立ちも混じっているようにも思えた。
相変わらず心の中を見透かされたみたいで、焦ってドキッとしてしまう。
話を逸らすように棚の中の物色を始めると、ヤナセは三人の居るテーブルに近寄っていく。
またヤナセに助けて貰ってしまった……。
これから女性講師として、スクール内での立場が大変になるから、ヤナセも今まで以上に気を使ってくれているのかもしれないけど、初っ端から甘えていちゃ申し訳ない。
背中越しに三人の存在を感じながら、いつまでもヤナセに頼り切っていちゃいけないと自分に言い聞かせたけど――――
「ヤナセさ~ん、夜の件なんですけど~」
ジュリの全力投球のヤナセへの甘えっぷりは、何か気にかかってしまうのだ。
な、何――――!!??
夜の件って、もうそこまで何か進展させているの!?
咄嗟に紅茶の缶を両手に握り、耳がダンボ状態になると
カッコ――――ン!
空になった紙コップを鹿威し並みに、テーブルに叩き付けた音が高らかに鳴った。
「ジュリ、主語が抜けているわよ。ジムの服装の件でしょ」
「やぁ~だ。カレンたら突っ込み怖~い」
どうやら鹿威し……もとい紙コップの主はカレンだったようだ。
「紛らわしい話し方は不愉快だから止めてくれない。講師を目指す身としても注意すべきだと思うわ」
カレンはジュリにハッキリと鋭い指摘をするが、どこか苛立ちも混じっているようにも思えた。

