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ラブカルチャースクール 3
第16章 ILesson 4回目

用心して噛みついたまま睨み付けている私に、リクはニッコリと微笑んでくる。
「大丈夫ですよ。ちゃんと抜きますから」
「がるるるる」
「約束しますって! ヤナセさんに誓っても良いですよ」
本当にワンコになったみたいに唸ると、リクは楽しそうに笑って頭を撫でてきた。
ヤナセにまで誓いを立てた――――なら大丈夫かな?
困った時の『ヤナセ様』は、誰にでも有効のようだ。
慎重にリクの指をロックオンしていた歯を上下に上げる。
クチュ……
私の舌を拘束していた指は唾液を纏わせながらゆっくりと口の中から抜かれていき、指先から引いた透き通る糸が、唇に当たって切れた。
指がなくなった途端、顎が凄く楽になる。
無意識に、かなり力が入っていたのが分かった。
一言いってやろうとリクを見上げると、唾液で濡れた指を妖しい笑みを浮かべた唇に当てて舐めている。
「……っ!!」
その容貌が、年齢に似合わず艶めかしく見えた。
リクを凝視して固まっていると
「次は、うなじとか良いかもしれないですね」
何事もなかったかのようにレッスンを進めようとしてくる。
悪びれた様子もないリクの態度に怒りと悔しさが入り混じって、カッと身体が熱くなった。
そんなリクに、私の出した答えは――――
「今日の研修は、ここまでにしましょう!」
新人研修の『中断』――――。
本当は最後まで頑張りたかったけど不安ばかり増幅して、また体調に異変を起こしてしまいかねない。
そうしたら、ヤナセに迷惑を掛けてしまう……。
それより何より、早くこの状況を相談したいのが本音だった。
「大丈夫ですよ。ちゃんと抜きますから」
「がるるるる」
「約束しますって! ヤナセさんに誓っても良いですよ」
本当にワンコになったみたいに唸ると、リクは楽しそうに笑って頭を撫でてきた。
ヤナセにまで誓いを立てた――――なら大丈夫かな?
困った時の『ヤナセ様』は、誰にでも有効のようだ。
慎重にリクの指をロックオンしていた歯を上下に上げる。
クチュ……
私の舌を拘束していた指は唾液を纏わせながらゆっくりと口の中から抜かれていき、指先から引いた透き通る糸が、唇に当たって切れた。
指がなくなった途端、顎が凄く楽になる。
無意識に、かなり力が入っていたのが分かった。
一言いってやろうとリクを見上げると、唾液で濡れた指を妖しい笑みを浮かべた唇に当てて舐めている。
「……っ!!」
その容貌が、年齢に似合わず艶めかしく見えた。
リクを凝視して固まっていると
「次は、うなじとか良いかもしれないですね」
何事もなかったかのようにレッスンを進めようとしてくる。
悪びれた様子もないリクの態度に怒りと悔しさが入り混じって、カッと身体が熱くなった。
そんなリクに、私の出した答えは――――
「今日の研修は、ここまでにしましょう!」
新人研修の『中断』――――。
本当は最後まで頑張りたかったけど不安ばかり増幅して、また体調に異変を起こしてしまいかねない。
そうしたら、ヤナセに迷惑を掛けてしまう……。
それより何より、早くこの状況を相談したいのが本音だった。

