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ラブカルチャースクール 3
第16章 ILesson 4回目

中断を言い切った後、お互いジッと見詰め合ったまま口を噤む。
しばしの沈黙――――。
簡単にリクが言う通りにしてくれるとは思わないが、アラタよりは判断力はあると思う。
これ以上続けることが、自分に取ってプラスかマイナスなのか、リクなら判断すると踏んだ。
見下ろしてくるリクの前髪が、静かに揺れている。
少し長めの前髪と、短くカットしている後ろ髪は一見アンバランスに見えるけど個性的だ。
元バーテンダーのリクなら、お洒落でこんな髪形をしていると言われたら納得できるし、彼らしさを表現しているようにも思えた。
いつまで経っても答えないリクに痺れを切らし、再び繰り返す――――
「止めよう、レッスン。中途半端で申し訳ないけど、今日は無理。再レッスンして貰えるか、ヤナセとカミジョウさんに相談するから……」
「良いですけど、これだけ使わせて貰いませんか?」
話の途中で、リクが言葉を遮ってきた上に、意味不明な提案までしてきた。
『使う』って――――
「え……何を?」
「ここって結構、管理が厳しいんですよね……ゴムの。使用済みゴムも後で調べられて、ちゃんとレッスンしたか確認するんですよ。知ってました?」
「え、えぇ……」
個数管理はされているのは知っている、使用したゴムを検査するって、聞いたっけ?
緊張しているせいか自分の記憶が曖昧になってきて、慌てて思い出そうとしていると――――
「はい。だからイカなくても良いんで、少しだけ挿入させて貰えませんか?」
しばしの沈黙――――。
簡単にリクが言う通りにしてくれるとは思わないが、アラタよりは判断力はあると思う。
これ以上続けることが、自分に取ってプラスかマイナスなのか、リクなら判断すると踏んだ。
見下ろしてくるリクの前髪が、静かに揺れている。
少し長めの前髪と、短くカットしている後ろ髪は一見アンバランスに見えるけど個性的だ。
元バーテンダーのリクなら、お洒落でこんな髪形をしていると言われたら納得できるし、彼らしさを表現しているようにも思えた。
いつまで経っても答えないリクに痺れを切らし、再び繰り返す――――
「止めよう、レッスン。中途半端で申し訳ないけど、今日は無理。再レッスンして貰えるか、ヤナセとカミジョウさんに相談するから……」
「良いですけど、これだけ使わせて貰いませんか?」
話の途中で、リクが言葉を遮ってきた上に、意味不明な提案までしてきた。
『使う』って――――
「え……何を?」
「ここって結構、管理が厳しいんですよね……ゴムの。使用済みゴムも後で調べられて、ちゃんとレッスンしたか確認するんですよ。知ってました?」
「え、えぇ……」
個数管理はされているのは知っている、使用したゴムを検査するって、聞いたっけ?
緊張しているせいか自分の記憶が曖昧になってきて、慌てて思い出そうとしていると――――
「はい。だからイカなくても良いんで、少しだけ挿入させて貰えませんか?」

