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ラブカルチャースクール 3
第16章 ILesson 4回目
私の手の上に載っているローブをリクは目を細めて、ジッと見詰める。

しばらくして観念したように口をキュッと真一文字に結び、ローブを受け取るのに手を伸ばしてきた。

やっと終わる――――。

ホッと気が緩んだ途端、緊張がずっと続いていたせいか、ドッと疲れが身体中に押し寄せてくる。

しっかりしなきゃ……

これから報告をしないといけないし、疲れた顔をしていたらヤナセに心配をかけてしまう――。

折角昨日、気分転換させてくれたヤナセの配慮を無碍にはしたくない。

リクがローブを羽織るのをボンヤリと眺めながら、頭の中は色んなことが巡っていく。

ローブの腰紐を結んだリクの姿に、少し安堵感が湧き上がる。

「じゃぁ、もうこれで終了だね。着替え終わったら、ヤナセさんとカミジョウさんの所に行かないとだよね」

早く一人になりたい思いが先行して早口でリクにそう告げ、更衣室に向かおうとすると――――

突如、腕を掴まれて、勢いよく引っ張られた。

反動で首が後ろに曲がり掛けたが、直ぐさま硬いものに阻まれる。

それがリクの胸だと理解するのに、数秒を要した。

「っ!?」

いきなり何事かと思ったけど、それより恐怖心の方が先立って声を出そうとしたら、素早く絡みついて来たリクの腕と手に身体と口が塞がれている。

非常ボタンから、こっちの会話が聞こえないようにしたんだ!

抵抗したくても背後からガッチリと抱き締められていて、睨むことすら出来ない。

リクの顔が耳元に、近付いてきて――――

「んっ……」

「残念だったな……コトミさんの中に挿るの楽しみにしていたのに」

「――――っ!」

鳥肌が立ちそうなほど、妖しく囁いた。

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