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ラブカルチャースクール 3
第17章 Lesson KY

テーブルに頭をぶつけそうになったのを防いでくれたのだ。
いつものデスクの高さと違って、高さが低いテーブルだったから油断して勢いよく頭を下げ過ぎた。
私のおでこに当たっているのは、カミジョウさんの手のひらで、テーブルとおでこの間でサンドイッチしてしまっている。
「す、すみません!!」
ヤナセがリスペクトしているカミジョウさんに、こんなことでお手を煩わせてしまたぁぁぁ――――!!
状況を把握した途端、背中にバネがついているみたいに慌てて頭を上げると、今度は後ろに勢いが付き過ぎて背凭れに倒れ込みそうになった。
「あひゃぁっ!」
「琴海さん……危ないですよ」
今度はヤナセに同じことを言われた挙句、仰け反らないように背中を支えられる。
「す……みません~」
カミジョウさんのみならず、ヤナセにまでこんなことで手間を取らせてしまって申し訳ない。
半べそ気味でヤナセを上向きになった顔でヤナセを見上げると、私を支えながら見下ろしてくる表情は変わりなく美しくて優しい。
小さく微笑みが、サラサラ揺れる髪の隙間から覗き込んでヤナセは、余りにも眩さに眩暈がしてきて、寧ろこのままソファーに倒れ込みそうだった。
目を細めて固まっていると
「お疲れだから……また少し貧血気味でしょうかね?」
そう言ってヤナセは顔を近付けて、私の顔色を確認しようとしてくる――――がっ!
いやぁぁぁ――――!!
止めてくださぁ~い!!
カミジョウさんの角度からしたら、キスするみたいに見えるじゃないですか!!
いつものデスクの高さと違って、高さが低いテーブルだったから油断して勢いよく頭を下げ過ぎた。
私のおでこに当たっているのは、カミジョウさんの手のひらで、テーブルとおでこの間でサンドイッチしてしまっている。
「す、すみません!!」
ヤナセがリスペクトしているカミジョウさんに、こんなことでお手を煩わせてしまたぁぁぁ――――!!
状況を把握した途端、背中にバネがついているみたいに慌てて頭を上げると、今度は後ろに勢いが付き過ぎて背凭れに倒れ込みそうになった。
「あひゃぁっ!」
「琴海さん……危ないですよ」
今度はヤナセに同じことを言われた挙句、仰け反らないように背中を支えられる。
「す……みません~」
カミジョウさんのみならず、ヤナセにまでこんなことで手間を取らせてしまって申し訳ない。
半べそ気味でヤナセを上向きになった顔でヤナセを見上げると、私を支えながら見下ろしてくる表情は変わりなく美しくて優しい。
小さく微笑みが、サラサラ揺れる髪の隙間から覗き込んでヤナセは、余りにも眩さに眩暈がしてきて、寧ろこのままソファーに倒れ込みそうだった。
目を細めて固まっていると
「お疲れだから……また少し貧血気味でしょうかね?」
そう言ってヤナセは顔を近付けて、私の顔色を確認しようとしてくる――――がっ!
いやぁぁぁ――――!!
止めてくださぁ~い!!
カミジョウさんの角度からしたら、キスするみたいに見えるじゃないですか!!

