この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
ラブカルチャースクール 3
第17章 Lesson KY
テーブルに頭をぶつけそうになったのを防いでくれたのだ。

いつものデスクの高さと違って、高さが低いテーブルだったから油断して勢いよく頭を下げ過ぎた。

私のおでこに当たっているのは、カミジョウさんの手のひらで、テーブルとおでこの間でサンドイッチしてしまっている。

「す、すみません!!」

ヤナセがリスペクトしているカミジョウさんに、こんなことでお手を煩わせてしまたぁぁぁ――――!!

状況を把握した途端、背中にバネがついているみたいに慌てて頭を上げると、今度は後ろに勢いが付き過ぎて背凭れに倒れ込みそうになった。

「あひゃぁっ!」


「琴海さん……危ないですよ」

今度はヤナセに同じことを言われた挙句、仰け反らないように背中を支えられる。

「す……みません~」

カミジョウさんのみならず、ヤナセにまでこんなことで手間を取らせてしまって申し訳ない。

半べそ気味でヤナセを上向きになった顔でヤナセを見上げると、私を支えながら見下ろしてくる表情は変わりなく美しくて優しい。

小さく微笑みが、サラサラ揺れる髪の隙間から覗き込んでヤナセは、余りにも眩さに眩暈がしてきて、寧ろこのままソファーに倒れ込みそうだった。

目を細めて固まっていると

「お疲れだから……また少し貧血気味でしょうかね?」

そう言ってヤナセは顔を近付けて、私の顔色を確認しようとしてくる――――がっ!

いやぁぁぁ――――!!
止めてくださぁ~い!!

カミジョウさんの角度からしたら、キスするみたいに見えるじゃないですか!!

/961ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ