この作品は18歳未満閲覧禁止です

- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
ラブカルチャースクール 3
第17章 Lesson KY

ヤナセがまだ学生だった頃、もうカミジョウさんはラブカルの講師だったんだ――――。
じゃぁ、ラブカルにヤナセを呼んだのは、カミジョウさん?
医師の資格を取るなんて大変だっただろうに、それでもヤナセはラブカルを選んだ理由が凄く気になる。
医師だけではない、実家は大きな財団だ。
いつかは実家に戻る日が来るかもしれないと、以前ヤナセは言っていた。
そんな状況でもヤナセが講師を目指した理由って――――
気にならないと言ったら嘘になる。
カミジョウさんが初々しいと言った頃のヤナセは、一体どんな青年だったんだろう。
これ以上聞いてもいいのか解らなくて、初々しヤナセを想像しようかと思っていると、カミジョウさんは気さくに話を続けきた。
「そうだね~。髪も短かったし、爽やかさもあったよね。何より今みたいに、太々しくなかったかな~」
「太々しい……」
「カミジョウさん……そんな風に思ってらしたんですか?」
結構微妙な表現をするカミジョウさんに、ヤナセは少し目を細めて苦笑いをしているが、何処どなく楽しそうに見える。
あ……こういう表情をする時、他で知っている――――。
店長にも、時たま見せていた顔だ。
そう思うとヤナセにとってカミジョウさんは、店長と同じくらい気が許せる存在なのかもしれない――――。
大きなものを沢山抱えているヤナセには、四天王の仲間だけじゃなくカミジョウさんみたいな頼りになる理解者がスクール内に居てくれている。
そう思っただけで、何だか妙に嬉しく感じた。
じゃぁ、ラブカルにヤナセを呼んだのは、カミジョウさん?
医師の資格を取るなんて大変だっただろうに、それでもヤナセはラブカルを選んだ理由が凄く気になる。
医師だけではない、実家は大きな財団だ。
いつかは実家に戻る日が来るかもしれないと、以前ヤナセは言っていた。
そんな状況でもヤナセが講師を目指した理由って――――
気にならないと言ったら嘘になる。
カミジョウさんが初々しいと言った頃のヤナセは、一体どんな青年だったんだろう。
これ以上聞いてもいいのか解らなくて、初々しヤナセを想像しようかと思っていると、カミジョウさんは気さくに話を続けきた。
「そうだね~。髪も短かったし、爽やかさもあったよね。何より今みたいに、太々しくなかったかな~」
「太々しい……」
「カミジョウさん……そんな風に思ってらしたんですか?」
結構微妙な表現をするカミジョウさんに、ヤナセは少し目を細めて苦笑いをしているが、何処どなく楽しそうに見える。
あ……こういう表情をする時、他で知っている――――。
店長にも、時たま見せていた顔だ。
そう思うとヤナセにとってカミジョウさんは、店長と同じくらい気が許せる存在なのかもしれない――――。
大きなものを沢山抱えているヤナセには、四天王の仲間だけじゃなくカミジョウさんみたいな頼りになる理解者がスクール内に居てくれている。
そう思っただけで、何だか妙に嬉しく感じた。

