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ラブカルチャースクール 3
第17章 Lesson KY

「はい……」
今度こそ本当に本題に入る。
絶対安心な二人なのに今回の状況だけに、いざとなるとやっぱり緊張してきてしまう。
ゴクリ――――
まだ少し甘い味が残っている唾を飲み込むと、強張った音を響かせて喉の奥へと落ちていく。
「先ほどは……レッスン中に突然失礼致しました」
説明に入る前にレッスンを中断したことをヤナセは、綺麗な髪を揺らしながら頭を下げてきた。
むしろ助かったくらいなのに、こういう所まで丁寧に対応してくれるヤナセに、尊敬の念が止まない。
同時に申し訳なく感じて、ヤナセより深く頭を下げようとしたら
「琴海さん……」
「ストップ!」
「へ?」
またテーブルに頭をぶつけると思われたのか、今度は二人同時に止めに掛かられた。
「すみません……」
私ってどれだけ心配されているんだろう――――。
複雑な気持ちになりながら、おずおずと頭を上げる。
「クスクス……レッスンの後で色々とお疲れだと思いますので、楽な体勢で聞いて下さいね」
「はい、ありがとうございます」
私がしょげているのが解っているヤナセは、優しくフォローしてくれてから、何事もなかったかのように再び話しを続けた。
「もう先程の状況でお気付きだと思いますが……非常ボタンは、マイクにもなっています。ただ……常にマイクのスイッチが入っている訳ではありませんので、ご安心ください」
「あ……はい」
正直――今回のことで今までもマイクでレッスンの内容を聞かれていたのかと、少し考えてしまっていたから、ヤナセの説明に少し安心した。
今度こそ本当に本題に入る。
絶対安心な二人なのに今回の状況だけに、いざとなるとやっぱり緊張してきてしまう。
ゴクリ――――
まだ少し甘い味が残っている唾を飲み込むと、強張った音を響かせて喉の奥へと落ちていく。
「先ほどは……レッスン中に突然失礼致しました」
説明に入る前にレッスンを中断したことをヤナセは、綺麗な髪を揺らしながら頭を下げてきた。
むしろ助かったくらいなのに、こういう所まで丁寧に対応してくれるヤナセに、尊敬の念が止まない。
同時に申し訳なく感じて、ヤナセより深く頭を下げようとしたら
「琴海さん……」
「ストップ!」
「へ?」
またテーブルに頭をぶつけると思われたのか、今度は二人同時に止めに掛かられた。
「すみません……」
私ってどれだけ心配されているんだろう――――。
複雑な気持ちになりながら、おずおずと頭を上げる。
「クスクス……レッスンの後で色々とお疲れだと思いますので、楽な体勢で聞いて下さいね」
「はい、ありがとうございます」
私がしょげているのが解っているヤナセは、優しくフォローしてくれてから、何事もなかったかのように再び話しを続けた。
「もう先程の状況でお気付きだと思いますが……非常ボタンは、マイクにもなっています。ただ……常にマイクのスイッチが入っている訳ではありませんので、ご安心ください」
「あ……はい」
正直――今回のことで今までもマイクでレッスンの内容を聞かれていたのかと、少し考えてしまっていたから、ヤナセの説明に少し安心した。

