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ラブカルチャースクール 3
第17章 Lesson KY

私の言葉にカミジョウさんは優しく、ヤナセは少し切なそうに微笑んだ。
女性講師になることをヤナセは温かく励まし続けてバックアップしてくれたけど、この切なそうな表情は時たま見せてくる。
この美しい顔から切ない微笑みを無くすためにも、早く一人前にならないとと思う。
更なる決意を小さな胸に秘めて思いっきり明るい笑顔で笑い返すと、二人とも目を見開いてから同じく明るく笑顔を浮かべてきた。
ヤナセは一旦その浮かべた笑顔を静かに消すと
「琴海さん……次はレッスンの内容について、お伺いしても宜しいでしょうか?」
いよいよ本題に入っていく――――。
「はい。分かりました」
自分も真面目な表情に戻し、小さく頷いた。
息を飲み込んで、しばし沈黙する――――。
報告って……リクとのやり取りや、起きたことをまんま報告して良いのかな?
本当はそうするべきなのだろうけど、自分の感情や偏見を入れずにしっかりと伝えられるかな――――。
保身や偏った報告はしないつもりでも、無意識に都合よく言ってしまったりしないだろうか?
色んなことがあり過ぎて、いざとなると不安がまた芽生えそうになると――――
「思ったまま話してくれて、大丈夫だよ。リクからもちゃんと話は聞くから」
いつもの穏やかな声よりも力強く、カミジョウさんが真っ直ぐと視線を向けて言ってきた。
そのカミジョウさんの言葉と声と、何より大きく包み込んでくれるような温かな瞳に、一瞬にして不安は安堵へと塗り替えられる。
「ありがとうございます……」
こちらが何も言わずとも、胸の内まですぐさまに察してくれるこの二人のカリスマ講師に、畏敬と感謝の気持ちでいっぱいになった。
女性講師になることをヤナセは温かく励まし続けてバックアップしてくれたけど、この切なそうな表情は時たま見せてくる。
この美しい顔から切ない微笑みを無くすためにも、早く一人前にならないとと思う。
更なる決意を小さな胸に秘めて思いっきり明るい笑顔で笑い返すと、二人とも目を見開いてから同じく明るく笑顔を浮かべてきた。
ヤナセは一旦その浮かべた笑顔を静かに消すと
「琴海さん……次はレッスンの内容について、お伺いしても宜しいでしょうか?」
いよいよ本題に入っていく――――。
「はい。分かりました」
自分も真面目な表情に戻し、小さく頷いた。
息を飲み込んで、しばし沈黙する――――。
報告って……リクとのやり取りや、起きたことをまんま報告して良いのかな?
本当はそうするべきなのだろうけど、自分の感情や偏見を入れずにしっかりと伝えられるかな――――。
保身や偏った報告はしないつもりでも、無意識に都合よく言ってしまったりしないだろうか?
色んなことがあり過ぎて、いざとなると不安がまた芽生えそうになると――――
「思ったまま話してくれて、大丈夫だよ。リクからもちゃんと話は聞くから」
いつもの穏やかな声よりも力強く、カミジョウさんが真っ直ぐと視線を向けて言ってきた。
そのカミジョウさんの言葉と声と、何より大きく包み込んでくれるような温かな瞳に、一瞬にして不安は安堵へと塗り替えられる。
「ありがとうございます……」
こちらが何も言わずとも、胸の内まですぐさまに察してくれるこの二人のカリスマ講師に、畏敬と感謝の気持ちでいっぱいになった。

