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ラブカルチャースクール 3
第17章 Lesson KY

そうなんだ――――この隠密行動は、ヤナセとだけの『内密』で極秘任務なんだ。
ヤナセの表情からそのことを読み取ると、妙に胸が逸ってきて、無意識に背筋が真っ直ぐに伸びる。
そんな私の様子にヤナセは、軽く握った手を口元に当てて少し目を伏せる。
笑って、いるのかな――――?
落ち着きのない自分に恥ずかしく感じながらも、ヤナセに笑顔が増えるなら嬉しいと思えてしまう。
「噂を広めて人たちって……何が目的なんでしょうかね? そんなことしても阻止派のメリットってあるのでしょうか?」
大ベテランのカミジョウさんと内部のコアな話をしているだけでも恐れ多いのに、噂について知り得る限りのことを色々と聞きたいけど、あれこれ聞くのは失礼だろうから当たり障りなさそうなことを聞いてみる。
若干踏み込んだ質問になったけど、カミジョウさんは顔色一つ変えることなく、快く答えてくれた。
「そうだね……さっきの話たけど、気持ちが浮かれてくるとレッスン上でミスも発生しかねないし、もしかすると生徒へ女性講師に勧誘も起きるかもしれない。改正が確定していない状況でも色んな懸念材料が出てくる可能性があるよね。でもまぁ、そんなことは起こさせないようにするけどね」
やんわりとした言い方だけど、カミジョウさんの言葉には絶対的な意思を感じた。
凄いな――――ヤナセがリスペクトするだけあって、芯の強さと安心感が半端ない。
常春オーラの奥に、底知れぬ力強さを感じる。
ラブカル講師でなかったら、きっと今頃立派な家庭を築いていたと思う。
カミジョウさんは、どうして講師になったのかな――――?
どの講師にしても、そこは一番気になってしまう所だった。
ヤナセの表情からそのことを読み取ると、妙に胸が逸ってきて、無意識に背筋が真っ直ぐに伸びる。
そんな私の様子にヤナセは、軽く握った手を口元に当てて少し目を伏せる。
笑って、いるのかな――――?
落ち着きのない自分に恥ずかしく感じながらも、ヤナセに笑顔が増えるなら嬉しいと思えてしまう。
「噂を広めて人たちって……何が目的なんでしょうかね? そんなことしても阻止派のメリットってあるのでしょうか?」
大ベテランのカミジョウさんと内部のコアな話をしているだけでも恐れ多いのに、噂について知り得る限りのことを色々と聞きたいけど、あれこれ聞くのは失礼だろうから当たり障りなさそうなことを聞いてみる。
若干踏み込んだ質問になったけど、カミジョウさんは顔色一つ変えることなく、快く答えてくれた。
「そうだね……さっきの話たけど、気持ちが浮かれてくるとレッスン上でミスも発生しかねないし、もしかすると生徒へ女性講師に勧誘も起きるかもしれない。改正が確定していない状況でも色んな懸念材料が出てくる可能性があるよね。でもまぁ、そんなことは起こさせないようにするけどね」
やんわりとした言い方だけど、カミジョウさんの言葉には絶対的な意思を感じた。
凄いな――――ヤナセがリスペクトするだけあって、芯の強さと安心感が半端ない。
常春オーラの奥に、底知れぬ力強さを感じる。
ラブカル講師でなかったら、きっと今頃立派な家庭を築いていたと思う。
カミジョウさんは、どうして講師になったのかな――――?
どの講師にしても、そこは一番気になってしまう所だった。

