この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
ラブカルチャースクール 3
第18章 I Lesson 5回目
スーツ越しでもセイジの体温が感じられるみたいで、接触している所に異様に意識が向いてしまう。

今直ぐにでもセイジに抱き付きたい衝動を誤魔化すように、テンションを上げて話していく。

「分かった。ヤナセもカミジョウさんも、何でも相談してって言ってくれたよ。あっ! セイジもカミジョウさんと良く話すの?」

ヤナセが尊敬している、大御所カミジョウさん――――。

セイジにとってはどんな存在なのか、気になって聞いてみた。

「カミジョウさん? 凄く良い方だよ。俺にとっては雲の上みたいな人かな。多分、ラブカル講師の大半が、カミジョウさんにお世話になっていると思うよ」

「えぇっ! そうなんだ! ヤナセも尊敬しているくらいだから、凄い人だとは思ったけど、どこまでも凄い人だったんだね~!」

カミジョウさんの立場の凄さに興奮メーターは一瞬にして上がったけど、そんなラブカル内でも神様的存在の人に、何度も迷惑を掛けてしまった現実を思い出して、一気にメーターはエンプティに下降する。

顔が見えないから血の気が引いている私に気付くことなく、セイジはカミジョウさん情報を話し続けた。

「カミジョウさんレベルの講師は数名いるけど特に慕われているし、ラブカルの常識とも言われているくらい尊敬されているんだ。慢心もしないし偉そうな態度も取らないんだよね。いざとなったら助けてくれるし、男でも惚れる男って感じかな」

「へぇぇぇぇ~」

想像を絶するカミジョウさんの素晴らしさに感動して、顔を上気させながら感嘆の息を吐いていると――――

「今日の琴海、随分とヤナセの名前を出すよね?」

何だか、セイジがちょっと拗ねているみたいだ。

.
/961ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ