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ラブカルチャースクール 3
第18章 I Lesson 5回目

スーツ越しでもセイジの体温が感じられるみたいで、接触している所に異様に意識が向いてしまう。
今直ぐにでもセイジに抱き付きたい衝動を誤魔化すように、テンションを上げて話していく。
「分かった。ヤナセもカミジョウさんも、何でも相談してって言ってくれたよ。あっ! セイジもカミジョウさんと良く話すの?」
ヤナセが尊敬している、大御所カミジョウさん――――。
セイジにとってはどんな存在なのか、気になって聞いてみた。
「カミジョウさん? 凄く良い方だよ。俺にとっては雲の上みたいな人かな。多分、ラブカル講師の大半が、カミジョウさんにお世話になっていると思うよ」
「えぇっ! そうなんだ! ヤナセも尊敬しているくらいだから、凄い人だとは思ったけど、どこまでも凄い人だったんだね~!」
カミジョウさんの立場の凄さに興奮メーターは一瞬にして上がったけど、そんなラブカル内でも神様的存在の人に、何度も迷惑を掛けてしまった現実を思い出して、一気にメーターはエンプティに下降する。
顔が見えないから血の気が引いている私に気付くことなく、セイジはカミジョウさん情報を話し続けた。
「カミジョウさんレベルの講師は数名いるけど特に慕われているし、ラブカルの常識とも言われているくらい尊敬されているんだ。慢心もしないし偉そうな態度も取らないんだよね。いざとなったら助けてくれるし、男でも惚れる男って感じかな」
「へぇぇぇぇ~」
想像を絶するカミジョウさんの素晴らしさに感動して、顔を上気させながら感嘆の息を吐いていると――――
「今日の琴海、随分とヤナセの名前を出すよね?」
何だか、セイジがちょっと拗ねているみたいだ。
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今直ぐにでもセイジに抱き付きたい衝動を誤魔化すように、テンションを上げて話していく。
「分かった。ヤナセもカミジョウさんも、何でも相談してって言ってくれたよ。あっ! セイジもカミジョウさんと良く話すの?」
ヤナセが尊敬している、大御所カミジョウさん――――。
セイジにとってはどんな存在なのか、気になって聞いてみた。
「カミジョウさん? 凄く良い方だよ。俺にとっては雲の上みたいな人かな。多分、ラブカル講師の大半が、カミジョウさんにお世話になっていると思うよ」
「えぇっ! そうなんだ! ヤナセも尊敬しているくらいだから、凄い人だとは思ったけど、どこまでも凄い人だったんだね~!」
カミジョウさんの立場の凄さに興奮メーターは一瞬にして上がったけど、そんなラブカル内でも神様的存在の人に、何度も迷惑を掛けてしまった現実を思い出して、一気にメーターはエンプティに下降する。
顔が見えないから血の気が引いている私に気付くことなく、セイジはカミジョウさん情報を話し続けた。
「カミジョウさんレベルの講師は数名いるけど特に慕われているし、ラブカルの常識とも言われているくらい尊敬されているんだ。慢心もしないし偉そうな態度も取らないんだよね。いざとなったら助けてくれるし、男でも惚れる男って感じかな」
「へぇぇぇぇ~」
想像を絶するカミジョウさんの素晴らしさに感動して、顔を上気させながら感嘆の息を吐いていると――――
「今日の琴海、随分とヤナセの名前を出すよね?」
何だか、セイジがちょっと拗ねているみたいだ。
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