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ラブカルチャースクール 3
第18章 I Lesson 5回目

あれれれ~?
セイジまた、ヤナセのこと気にしている。
まさか……ヤナセと何か、あった訳じゃないよね――――?
「あ、昨日の二人のオーラが凄かったから、まだちょっと興奮していたの。忙しいのに勝手にベラベラ話しちゃってごねんね!」
優しいセイジでも今日は、虫の居所でも悪いのかと思って私なりに気を使ってみたら、セイジの頭が肩から離れていってしまった。
ガァァァ――――ン!!
怒らせちゃった!?
ただ頭が離れただけなのに、幸せモードから一気に奈落に突き落とされた気分になる。
女性講師として少しは成長したかと思ったけど、セイジのことになると直ぐに一喜一憂してしまう所はまだ健在な自分が情けない。
「そろそろ……戻るね。仕事の邪魔をしちゃってごめんなさい」
平静を装って立ち上がろうとしたけど、否応なしに声は震えてしまう。
あぁ――これからまた実技レッスンなのに、こんなんじゃ駄目だな私――――。
講師として気持ちを何とか切り替えようと、心の中で自分に叱咤していると――――
「ごめん琴海……」
「え……?」
姿勢を変えたセイジの腕が伸びて来て、私の身体に巻き付いて絡め取った。
浮きかけた腰は再びソファーに着地し、瞬く間にセイジの胸の中にスッポリと包み込まれる。
突然の展開に驚きながらも、セイジの腕に包まれていることに、自然と嬉しくなってしまう。
セイジの顔が見えないのをもどかしく思いながら、おずおずと呼び掛けてみた。
「セイ……ジ?」
「仕方ないんだよな。ヤナセは、琴海の担当なんだから……」
広い胸にラッピングされている私の頭に響くセイジの言葉に、ようやく事態を把握し始める。
あ――そう言えば前回もセイジは『焼きもち』妬いてくれたんだった。
セイジまた、ヤナセのこと気にしている。
まさか……ヤナセと何か、あった訳じゃないよね――――?
「あ、昨日の二人のオーラが凄かったから、まだちょっと興奮していたの。忙しいのに勝手にベラベラ話しちゃってごねんね!」
優しいセイジでも今日は、虫の居所でも悪いのかと思って私なりに気を使ってみたら、セイジの頭が肩から離れていってしまった。
ガァァァ――――ン!!
怒らせちゃった!?
ただ頭が離れただけなのに、幸せモードから一気に奈落に突き落とされた気分になる。
女性講師として少しは成長したかと思ったけど、セイジのことになると直ぐに一喜一憂してしまう所はまだ健在な自分が情けない。
「そろそろ……戻るね。仕事の邪魔をしちゃってごめんなさい」
平静を装って立ち上がろうとしたけど、否応なしに声は震えてしまう。
あぁ――これからまた実技レッスンなのに、こんなんじゃ駄目だな私――――。
講師として気持ちを何とか切り替えようと、心の中で自分に叱咤していると――――
「ごめん琴海……」
「え……?」
姿勢を変えたセイジの腕が伸びて来て、私の身体に巻き付いて絡め取った。
浮きかけた腰は再びソファーに着地し、瞬く間にセイジの胸の中にスッポリと包み込まれる。
突然の展開に驚きながらも、セイジの腕に包まれていることに、自然と嬉しくなってしまう。
セイジの顔が見えないのをもどかしく思いながら、おずおずと呼び掛けてみた。
「セイ……ジ?」
「仕方ないんだよな。ヤナセは、琴海の担当なんだから……」
広い胸にラッピングされている私の頭に響くセイジの言葉に、ようやく事態を把握し始める。
あ――そう言えば前回もセイジは『焼きもち』妬いてくれたんだった。

