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ラブカルチャースクール 3
第18章 I Lesson 5回目

「うん、そう。だから今日来てくれて助かったよ。メールも出来ないから、食堂に探しに行こうかとも思ったけど、皆の前で悪目立ちも出来ないしね」
セイジは苦笑いしながらも楽しそうに話しているが、部屋まできたら殆ど会えていたから、約一週間も確実に会えなくなるなんて想定していなかった。
いやいや――セイジレベルの講師なら、姉妹校にヘルプに行くなんて当たり前でしょう!
んん?
でもヤナセが出張するって、聞いたことないな?
こっちでも仕事が、多すぎるのか。
じゃぁセイジも本校での仕事が増えたら、出張も無くなるのかな??
……それはそれで、会える時間がなくなりそうな気がする――――。
突然の出張に動揺し過ぎて、自分の欲望が暴走モードになっていく。
頭の中で勝手に一喜一憂していると、セイジはソファーに戻ってきて私の手を取り、袋に小分けしてくれたキャンディーを載せてくれた。
「たった一週間だけど、近くなった分離れるのが寂しいよね。はい、ちょっとだけ追加!」
私の気持ちを代弁するかのように言ってくれたセイジの心使いに、胸がジーンと熱くなる。
「うん……そうだね。ありがとう」
そうなんだ――――
生徒の頃に比べたら全然恵まれた環境なのに、適応してしまったら贅沢になっていた。
有難いことに、慣れちゃいけないよね……。
そう言い聞かせて、手のひらの袋をギュッと握り締める。
「キャンディー、大事に食べるね」
ニッコリ笑顔で見上げると、セイジも優しく微笑み返してきた。
セイジは苦笑いしながらも楽しそうに話しているが、部屋まできたら殆ど会えていたから、約一週間も確実に会えなくなるなんて想定していなかった。
いやいや――セイジレベルの講師なら、姉妹校にヘルプに行くなんて当たり前でしょう!
んん?
でもヤナセが出張するって、聞いたことないな?
こっちでも仕事が、多すぎるのか。
じゃぁセイジも本校での仕事が増えたら、出張も無くなるのかな??
……それはそれで、会える時間がなくなりそうな気がする――――。
突然の出張に動揺し過ぎて、自分の欲望が暴走モードになっていく。
頭の中で勝手に一喜一憂していると、セイジはソファーに戻ってきて私の手を取り、袋に小分けしてくれたキャンディーを載せてくれた。
「たった一週間だけど、近くなった分離れるのが寂しいよね。はい、ちょっとだけ追加!」
私の気持ちを代弁するかのように言ってくれたセイジの心使いに、胸がジーンと熱くなる。
「うん……そうだね。ありがとう」
そうなんだ――――
生徒の頃に比べたら全然恵まれた環境なのに、適応してしまったら贅沢になっていた。
有難いことに、慣れちゃいけないよね……。
そう言い聞かせて、手のひらの袋をギュッと握り締める。
「キャンディー、大事に食べるね」
ニッコリ笑顔で見上げると、セイジも優しく微笑み返してきた。

