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ラブカルチャースクール 3
第4章 Lesson 休憩室

「ナツ。私がコーヒー淹れるから、二人に話を聞いて貰いなよ」
四天王行きつけの喫茶店のバイトで鍛えた腕前を三人にも味わって欲しくなった。
それにその方がナツも落ち着くような気もしたのだ。
「えぇっ! 琴海さんが淹れてくれるんですか!」
「うん! こう見えても結構上手く淹れられるようになったんだよ」
ナツの手から袋を受け取ると、本気で泣きそうなくらい瞳を潤ませている。
「す、凄いっす! 俺感動っす!」
「ははは……ナツ座ってていいよ」
コーヒー淹れるだけでここまで感動されるのも、今までなかったな……。
少し複雑な気分になりながら、用意されていた軽量スプーンで粉をドリッパーにセットしたフィルターに入れていく。
ナツはスキップでもしそうな足取りで二人が座っているソファー行くと
「おいナツ、研修始まったばかりの琴ちゃんにお茶淹れさせる気かよ」
コウセイが気を使ってナツに一言、言ってくれている。
「だって琴海さんが~」
勢いよくマサキの隣に座ろうとしていたナツは、躊躇したのかお尻を突き出して中腰で動きが止まった。
黙っていれば爽やかなイケメンなのに、ナツのこういう所は相変わらず可愛らしい。
「ぷっ! 大丈夫ですよコウセイさん! 私修行してきたんですから」
「へぇ~! 家で練習したの?」
話を広げてきたコウセイに、内心少し焦る。
しまった!
さっきヤナセとバイト先の話は内密って言われたばかりなのに!
油断すると、ポロット言いかねないから本当に気を付けないといけない。
「そうなんです! 家で猛特訓したんです!」
「偉いね、琴海さん」
「本当だよ~! ナツも見習えよ!」
「俺だってラテアート特訓したんすよ!」
「お前はそれ以前に、人生の特訓をしろよ」
「えっ! コウセイさん、どういう意味っすか!?」
白々しく誤魔化したが功を奏したようで、話は自然とナツの方に向けられていった。
四天王行きつけの喫茶店のバイトで鍛えた腕前を三人にも味わって欲しくなった。
それにその方がナツも落ち着くような気もしたのだ。
「えぇっ! 琴海さんが淹れてくれるんですか!」
「うん! こう見えても結構上手く淹れられるようになったんだよ」
ナツの手から袋を受け取ると、本気で泣きそうなくらい瞳を潤ませている。
「す、凄いっす! 俺感動っす!」
「ははは……ナツ座ってていいよ」
コーヒー淹れるだけでここまで感動されるのも、今までなかったな……。
少し複雑な気分になりながら、用意されていた軽量スプーンで粉をドリッパーにセットしたフィルターに入れていく。
ナツはスキップでもしそうな足取りで二人が座っているソファー行くと
「おいナツ、研修始まったばかりの琴ちゃんにお茶淹れさせる気かよ」
コウセイが気を使ってナツに一言、言ってくれている。
「だって琴海さんが~」
勢いよくマサキの隣に座ろうとしていたナツは、躊躇したのかお尻を突き出して中腰で動きが止まった。
黙っていれば爽やかなイケメンなのに、ナツのこういう所は相変わらず可愛らしい。
「ぷっ! 大丈夫ですよコウセイさん! 私修行してきたんですから」
「へぇ~! 家で練習したの?」
話を広げてきたコウセイに、内心少し焦る。
しまった!
さっきヤナセとバイト先の話は内密って言われたばかりなのに!
油断すると、ポロット言いかねないから本当に気を付けないといけない。
「そうなんです! 家で猛特訓したんです!」
「偉いね、琴海さん」
「本当だよ~! ナツも見習えよ!」
「俺だってラテアート特訓したんすよ!」
「お前はそれ以前に、人生の特訓をしろよ」
「えっ! コウセイさん、どういう意味っすか!?」
白々しく誤魔化したが功を奏したようで、話は自然とナツの方に向けられていった。

