この作品は18歳未満閲覧禁止です

- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
ラブカルチャースクール 3
第4章 Lesson 休憩室

豆を蒸らす数秒間、三人のやり取りに笑いが込み上がる。
喫茶店での四天王たちのやり取りも面白かったけど、この三人は本当にコントみたいだ。
今まではレッスンで一人ずつしか会うことがなかった。
同じ講師の立場になってこうやってスクール内での普段の皆の姿が見られるのは、凄く新鮮に思える。
蒸らし時間の頃合いも良くなって、バイト先で店長に教わった通りお湯を注いでいく。
「あぁ~! ちゃんとのの字だ!」
「馬鹿! 基本だろ!」
私の手の動きを見たナツが感心したように言ってくると、コウセイの突っ込みが直ぐに入る。
「でも俺、講師になるまでインスタントしか飲んでなかったっすから知らなかったですもん」
「阿保! そんな自慢にならないことをドヤ顔で話すな!」
「馬鹿、阿保って両方なんて、コウセイさん酷いっす」
「ナツ少し黙っていろ……新人さんの手前もあるから」
コウセイとナツのコントを見かねたマサキが魅惑のバリトンボイスを更に低めにしてナツを制した。
ぷぷぷ……やめて~!
手が震えてお湯の量の調節が狂っちゃう~。
笑いを堪えて注いでいるとポットが揺れて、のの字がぶれそうになった。
「そうだ。カップはどれですか?」
気を取りなすように三人の専用カップがあるかもしれないと確認したら、ヤナセが隣にやってきて
「温めてありますので……このまま注いで下さい」
カップを三つ並べて準備万端にしてくれた。
喫茶店での四天王たちのやり取りも面白かったけど、この三人は本当にコントみたいだ。
今まではレッスンで一人ずつしか会うことがなかった。
同じ講師の立場になってこうやってスクール内での普段の皆の姿が見られるのは、凄く新鮮に思える。
蒸らし時間の頃合いも良くなって、バイト先で店長に教わった通りお湯を注いでいく。
「あぁ~! ちゃんとのの字だ!」
「馬鹿! 基本だろ!」
私の手の動きを見たナツが感心したように言ってくると、コウセイの突っ込みが直ぐに入る。
「でも俺、講師になるまでインスタントしか飲んでなかったっすから知らなかったですもん」
「阿保! そんな自慢にならないことをドヤ顔で話すな!」
「馬鹿、阿保って両方なんて、コウセイさん酷いっす」
「ナツ少し黙っていろ……新人さんの手前もあるから」
コウセイとナツのコントを見かねたマサキが魅惑のバリトンボイスを更に低めにしてナツを制した。
ぷぷぷ……やめて~!
手が震えてお湯の量の調節が狂っちゃう~。
笑いを堪えて注いでいるとポットが揺れて、のの字がぶれそうになった。
「そうだ。カップはどれですか?」
気を取りなすように三人の専用カップがあるかもしれないと確認したら、ヤナセが隣にやってきて
「温めてありますので……このまま注いで下さい」
カップを三つ並べて準備万端にしてくれた。

