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ラブカルチャースクール 3
第18章 I Lesson 5回目

私の質問にコウセイは、ふぅ~と小さく溜息を吐く。
そんな姿が珍しくて、やはり深い事情があるのかと少し構えると、コウセイが今回の理由を語りだした。
「う~んとね。最近受付の方がメインだからさぁ~。そうすると普通のレッスンが殆どなくなるんだよね」
確かに、受付はかなり忙しそうだ。
レッスンはなかったとしても、一日に何人かの生徒の対応に追われる。
資料の確認、その上自分も報告をあげないといけないだろうし、生徒への気遣いもかなり神経をすり減らすだろう。
ヤナセはかなりの人数を持っていたようだけど、私一人にだってあの細やかさだ。
それが何人もとなると、考えるだけで気が遠くなる。
「そうなると実技が疎かになるってことで、生徒の卒業レッスンに備えて、補習をするようにと講師のカリキュラムに組まれているんだよね」
「え……そこまでするの?」
「うん、そうなんだよね。まるでトレーニングみたいだよね~」
コウセイは肩を軽く上げて冗談ぽく言うけど、ここまで徹底していることに思わず口がポカーンと開いてしまった。
今更だけど、これがラブカルなんだと改めて驚嘆する。
「ナツならともかく……コウセイさんレベルで補習なんて必要なのかな?」
ついナツを引き合いに出してしまう。
「あははは! ナツもまだまだ頑張らないとだな! 多分補習も最初の内だけだと思うんだよね。受付が慣れてきたら、補習もなくなるみたいなんだ。ヤナセは補習とか必要なかったみたいだし」
「そ、そうだよね。流石にずっと補習はないよね!」
コウセイの説明に納得しながらも、ヤナセはどこまでもヤナセ様なのだと、頭の中で後光を射して微笑むヤナセに平伏すチワワが1匹。
そんな姿が珍しくて、やはり深い事情があるのかと少し構えると、コウセイが今回の理由を語りだした。
「う~んとね。最近受付の方がメインだからさぁ~。そうすると普通のレッスンが殆どなくなるんだよね」
確かに、受付はかなり忙しそうだ。
レッスンはなかったとしても、一日に何人かの生徒の対応に追われる。
資料の確認、その上自分も報告をあげないといけないだろうし、生徒への気遣いもかなり神経をすり減らすだろう。
ヤナセはかなりの人数を持っていたようだけど、私一人にだってあの細やかさだ。
それが何人もとなると、考えるだけで気が遠くなる。
「そうなると実技が疎かになるってことで、生徒の卒業レッスンに備えて、補習をするようにと講師のカリキュラムに組まれているんだよね」
「え……そこまでするの?」
「うん、そうなんだよね。まるでトレーニングみたいだよね~」
コウセイは肩を軽く上げて冗談ぽく言うけど、ここまで徹底していることに思わず口がポカーンと開いてしまった。
今更だけど、これがラブカルなんだと改めて驚嘆する。
「ナツならともかく……コウセイさんレベルで補習なんて必要なのかな?」
ついナツを引き合いに出してしまう。
「あははは! ナツもまだまだ頑張らないとだな! 多分補習も最初の内だけだと思うんだよね。受付が慣れてきたら、補習もなくなるみたいなんだ。ヤナセは補習とか必要なかったみたいだし」
「そ、そうだよね。流石にずっと補習はないよね!」
コウセイの説明に納得しながらも、ヤナセはどこまでもヤナセ様なのだと、頭の中で後光を射して微笑むヤナセに平伏すチワワが1匹。

