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ラブカルチャースクール 3
第18章 I Lesson 5回目

生徒として外から見てきたラブカルは完璧な世界に感じたけど、自分の目で見たこの世界は沢山のしがらみが鉄格子のように囲っているようだ。
だけど閉塞的な空間を生徒には感じさせないのは、講師の実力とプライド――――
そして生徒の幸せを願ってくれる優しさだったんだと、改めて思い知る。
野心を持っている講師もいるのかもしれないけど、少なくとも私は、励まし続けてくれた講師たちに感謝していた。
そんな優しい講師たちの心を守るための『掟改正』――――
だからこそ、ヤナセが貫こうとしている信念を誰にも邪魔させたくない。
このラブカル大革命に女性講師の存在は必要不可欠なのだから、本当にしっかりしなければと気合が漲ってきた。
握りこぶしにグッと力を込める。
「コウセイさん! 時間もなくなるから、レッスン始めましょうか!」
ローブの裾を舞い上がらせてファイティングポーズを構えると、コウセイは両腕を高く上げて大きく伸びをしながらベッドに向かっていった。
大流石、特別講師!
切り替えが早い!!
気心知れているコウセイだし、下手な前置きも要らないだろうとローブの腰紐を解こうとしたら――――
「あぁ~! 毎日パソコンと睨めっこで疲れるわ~。たまにはのんびりしたいよね~」
レッスンどころか、コウセイはスーツ姿のままゴロンとベッドに寝そべってしまった。
だけど閉塞的な空間を生徒には感じさせないのは、講師の実力とプライド――――
そして生徒の幸せを願ってくれる優しさだったんだと、改めて思い知る。
野心を持っている講師もいるのかもしれないけど、少なくとも私は、励まし続けてくれた講師たちに感謝していた。
そんな優しい講師たちの心を守るための『掟改正』――――
だからこそ、ヤナセが貫こうとしている信念を誰にも邪魔させたくない。
このラブカル大革命に女性講師の存在は必要不可欠なのだから、本当にしっかりしなければと気合が漲ってきた。
握りこぶしにグッと力を込める。
「コウセイさん! 時間もなくなるから、レッスン始めましょうか!」
ローブの裾を舞い上がらせてファイティングポーズを構えると、コウセイは両腕を高く上げて大きく伸びをしながらベッドに向かっていった。
大流石、特別講師!
切り替えが早い!!
気心知れているコウセイだし、下手な前置きも要らないだろうとローブの腰紐を解こうとしたら――――
「あぁ~! 毎日パソコンと睨めっこで疲れるわ~。たまにはのんびりしたいよね~」
レッスンどころか、コウセイはスーツ姿のままゴロンとベッドに寝そべってしまった。

