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ラブカルチャースクール 3
第18章 I Lesson 5回目
唇を軽く結んではにかんでいると、コウセイは指先をちょいちょいと動かして私を手招きする。

「まぁ立ったままも疲れるから、琴ちゃんも横になったら?」

「え……私も?」

「そそそ! 添い寝しよ~」

「添い寝!?」

本当にコウセイは、今日の補習をやらないのかな?

ラブカルのシステム上、相当のイレギュラーが無い限りレッスンが中止になることはないだろうし、一体どうするつもりなのだろう。

色々疑問が浮かぶが、コウセイのことだから何かしら考えはいるだろうと信じて、ローブの裾を広げてベッドに乗った。

ベッドの上で背筋と腕を真っすぐ伸ばしてコウセイの横に並ぶと

「琴ちゃん、緊張しないで大丈夫だって」

私の様子が見えているみたいに言ってくる。

「だって、こんなシチュエーション今までにないから、戸惑っちゃうよ」

「はは! それもそうだね」

正直に思っていることを言っても、コウセイは明るく受け止めてくれた。

こういうところも前から、変わらない――――。

途端自然と身体から力が抜けていき、沈んだ背中がマットにフィットして心地がいい。

緊張が続いたレッスンの合間の、束の間の休息みたいだ。

横目でコウセイの顔を見ると、目を瞑って穏やかに呼吸をしている。

本当に、寝ちゃったの?

コウセイのことが気になりつつも、穏やかな空気に釣られて瞼が少し重くなってきた。

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