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ラブカルチャースクール 3
第18章 I Lesson 5回目

目を輝かせている私をコウセイが上目遣いで眺め、口元を綻ばす。
「琴ちゃん、本当に変わったね。その前向きなところ凄く励まされるな」
ゴムに興味を持っていただけで、褒められてしまって嬉しいような恥ずかしいような気分になる。
「そうかな……前向きになれるようになったのも、ラブカルのお陰というか……ラブカルで担当してくれた講師の皆が沢山励ましてくれたお陰だから!」
こういう場合、大抵私の中でハヤトは除外されるが、今日は身体半分ぐらいは仲間入りさせてあげよう!
本当に心から思ったことを堂々と言い切ると、ジッと聞いていたコウセイはおもむろにゴムを手のひらに握り胸元に当てた。
「そうだよな……皆前に進みたくて、ここへ来るんだよな……」
「コウセイさん……?」
やっぱり、疲れているのかな――――?
まだちょっとアンニュイな感じのコウセイに、レッスンがこのままスリーピングタイムになるのか気になってしまったが――――
「受付に対して、本気で肚を決めないといけないんだろうな……。ありがとう琴ちゃん! かなり浮上できたよ」
「えっ!? そ、それなら良かった!」
「今日の補習の担当が、琴ちゃんで良かった。流石、ラブカル女性講師だ!」
「そんな……えへへ」
『ラブカル女性講師』――――との肩書の響きに、胸がキュゥンと高鳴る。
コウセイの中で自己完結したものがイマイチ解ってないけど、少しでも自分が女性講師として役に立てたのなら嬉しく思えた。
例え今日レッスンが中止になったとしても、新人三人の時よりは、爽やかな気持ちでいられそう。
――――と、思った瞬間
「さぁてと。ゴムの呪いを受けるとしましょうか~」
言っている言葉の割には明るい声で、コウセイは天井に向かって高くゴムを放り投げる。
「琴ちゃん、本当に変わったね。その前向きなところ凄く励まされるな」
ゴムに興味を持っていただけで、褒められてしまって嬉しいような恥ずかしいような気分になる。
「そうかな……前向きになれるようになったのも、ラブカルのお陰というか……ラブカルで担当してくれた講師の皆が沢山励ましてくれたお陰だから!」
こういう場合、大抵私の中でハヤトは除外されるが、今日は身体半分ぐらいは仲間入りさせてあげよう!
本当に心から思ったことを堂々と言い切ると、ジッと聞いていたコウセイはおもむろにゴムを手のひらに握り胸元に当てた。
「そうだよな……皆前に進みたくて、ここへ来るんだよな……」
「コウセイさん……?」
やっぱり、疲れているのかな――――?
まだちょっとアンニュイな感じのコウセイに、レッスンがこのままスリーピングタイムになるのか気になってしまったが――――
「受付に対して、本気で肚を決めないといけないんだろうな……。ありがとう琴ちゃん! かなり浮上できたよ」
「えっ!? そ、それなら良かった!」
「今日の補習の担当が、琴ちゃんで良かった。流石、ラブカル女性講師だ!」
「そんな……えへへ」
『ラブカル女性講師』――――との肩書の響きに、胸がキュゥンと高鳴る。
コウセイの中で自己完結したものがイマイチ解ってないけど、少しでも自分が女性講師として役に立てたのなら嬉しく思えた。
例え今日レッスンが中止になったとしても、新人三人の時よりは、爽やかな気持ちでいられそう。
――――と、思った瞬間
「さぁてと。ゴムの呪いを受けるとしましょうか~」
言っている言葉の割には明るい声で、コウセイは天井に向かって高くゴムを放り投げる。

