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ラブカルチャースクール 3
第18章 I Lesson 5回目

「コウセイは本当にぎゅぅが好きだな~」
どうせ脱ぐのに、少し乱れたローブを何気に直しながら独り言を呟く。
「それにやっぱり簡単には、レッスン中止って出来ないってことだよね」
補習レッスンをやりたくなさそうだったコウセイも、結局『ゴムの呪い』からは逃れられないでいた。
常にベストな状態でレッスンを出来るようにしている講師として、レッスンを放棄するにはそれなりの理由が必要になる。
「理由を作る方が、大変だよね」
指を組んで、両腕を天井に向けて伸ばす。
マスターコースの頃みたいに、ストレッチをしつつコウセイを待つこと数分――――
「琴ちゃん、お待たせ!!」
「わっ! 早っ!」
コウセイは五分と待たずに、ローブに着替えて戻ってきた。
「え、そう? 脱いでローブ羽織るだけだしね。琴ちゃん薄着で待たせていたから身体冷えちゃうだろうし」
「そ、そっか。ありがとう」
ベテラン講師ともなると脱衣も早業なのだろうけど、私のことを考えて急いでくれたことも新人講師たちとの差を感じてしまう。
こないだセイジも、ソファーが冷たいからってジャケット敷いてくれたよな――――。
セイジのことを考えないようにと思っても、ついつい甘い笑顔を思い浮かべてしまった。
「おっと、いけない」
「ん? 何が?」
「ううん! 何でもないよ!」
うっかりセイジのことを考えただけでなく、要らないことまで呟いてしまったのをコウセイに拾われて、慌ててしまう。
気心知れているコウセイだからか、気持ちが緩んでいるのかもしれないな。
ベテラン相手でも、気合を入れてレッスンに挑まなければだ。
どうせ脱ぐのに、少し乱れたローブを何気に直しながら独り言を呟く。
「それにやっぱり簡単には、レッスン中止って出来ないってことだよね」
補習レッスンをやりたくなさそうだったコウセイも、結局『ゴムの呪い』からは逃れられないでいた。
常にベストな状態でレッスンを出来るようにしている講師として、レッスンを放棄するにはそれなりの理由が必要になる。
「理由を作る方が、大変だよね」
指を組んで、両腕を天井に向けて伸ばす。
マスターコースの頃みたいに、ストレッチをしつつコウセイを待つこと数分――――
「琴ちゃん、お待たせ!!」
「わっ! 早っ!」
コウセイは五分と待たずに、ローブに着替えて戻ってきた。
「え、そう? 脱いでローブ羽織るだけだしね。琴ちゃん薄着で待たせていたから身体冷えちゃうだろうし」
「そ、そっか。ありがとう」
ベテラン講師ともなると脱衣も早業なのだろうけど、私のことを考えて急いでくれたことも新人講師たちとの差を感じてしまう。
こないだセイジも、ソファーが冷たいからってジャケット敷いてくれたよな――――。
セイジのことを考えないようにと思っても、ついつい甘い笑顔を思い浮かべてしまった。
「おっと、いけない」
「ん? 何が?」
「ううん! 何でもないよ!」
うっかりセイジのことを考えただけでなく、要らないことまで呟いてしまったのをコウセイに拾われて、慌ててしまう。
気心知れているコウセイだからか、気持ちが緩んでいるのかもしれないな。
ベテラン相手でも、気合を入れてレッスンに挑まなければだ。

