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ラブカルチャースクール 3
第18章 I Lesson 5回目

コウセイは「う~ん」と躊躇いがちに一旦口を結んだ後――――
「琴ちゃんの卒業レッスンてさぁ……どんな感じだったのかなって?」
私のスタンダードコースの時のことを聞いてきた。
「えっ……私?」
「うん、担当がヤナセだから、自分と比べるつもりは毛頭ないんだけど、参考までにどんなもんなのかなと思ったんだよね」
「そ、そっか……なるほどね……」
確かに経験者の話を聞くのは参考になるけど、私の卒業レッスンはなにせあのヤナセ様――――。
思い出してみると詳しいことを話す前に、鼻の奥から熱いものが噴き出しそうな感覚になってきて、思わず鼻筋の真ん中を摘まんで顔を上に向けてしまう。
「わっ! 琴ちゃん、鼻血!?」
「ふぁ! ふうぅぅん。ひゃいひょうぶ!」
慌ててティッシュを取ろうとしたコウセイを止めて、誤魔化すように鼻の頭を指先で擦る。
「えっと……卒業レッスンの時は……」
ヤナセとのレッスンは、先日のも入れると合計三回――――。
全部、凄く緊張したな。
他の講師でも緊張したし、セイジとのドキドキともまた違う。
あの恐ろしく綺麗な顔と、間近でヘーゼルの瞳で見詰められて魂が抜けそうだったのは確実に記憶に残っている。
色んなものが眩しすぎて、記憶がキラキラと発光してきた。
何だろう、例えるならそう――――
「未知との遭遇?」
「宇宙!?」
流石コウセイ、察しが良い!
「そそそ! そんな感じ! ……て、参考にならないよね」
「あははは! 大丈夫、参考になったよ!」
「えっ!? 未知との遭遇が?」
「う~ん……自分らしいレッスンで良いんだなってことかな? 突然変なこと聞いちゃって、ごめんね琴ちゃん 」
「ううん。余り役に立たなくて、ごめんなさい」
全然上手く説明出来ていないのに、それでも直ぐに答えを導き出したコウセイは、やっぱり受付担当に選ばれるだけあるのだと、感動で今度は胸の奥が熱くなった――――。
「琴ちゃんの卒業レッスンてさぁ……どんな感じだったのかなって?」
私のスタンダードコースの時のことを聞いてきた。
「えっ……私?」
「うん、担当がヤナセだから、自分と比べるつもりは毛頭ないんだけど、参考までにどんなもんなのかなと思ったんだよね」
「そ、そっか……なるほどね……」
確かに経験者の話を聞くのは参考になるけど、私の卒業レッスンはなにせあのヤナセ様――――。
思い出してみると詳しいことを話す前に、鼻の奥から熱いものが噴き出しそうな感覚になってきて、思わず鼻筋の真ん中を摘まんで顔を上に向けてしまう。
「わっ! 琴ちゃん、鼻血!?」
「ふぁ! ふうぅぅん。ひゃいひょうぶ!」
慌ててティッシュを取ろうとしたコウセイを止めて、誤魔化すように鼻の頭を指先で擦る。
「えっと……卒業レッスンの時は……」
ヤナセとのレッスンは、先日のも入れると合計三回――――。
全部、凄く緊張したな。
他の講師でも緊張したし、セイジとのドキドキともまた違う。
あの恐ろしく綺麗な顔と、間近でヘーゼルの瞳で見詰められて魂が抜けそうだったのは確実に記憶に残っている。
色んなものが眩しすぎて、記憶がキラキラと発光してきた。
何だろう、例えるならそう――――
「未知との遭遇?」
「宇宙!?」
流石コウセイ、察しが良い!
「そそそ! そんな感じ! ……て、参考にならないよね」
「あははは! 大丈夫、参考になったよ!」
「えっ!? 未知との遭遇が?」
「う~ん……自分らしいレッスンで良いんだなってことかな? 突然変なこと聞いちゃって、ごめんね琴ちゃん 」
「ううん。余り役に立たなくて、ごめんなさい」
全然上手く説明出来ていないのに、それでも直ぐに答えを導き出したコウセイは、やっぱり受付担当に選ばれるだけあるのだと、感動で今度は胸の奥が熱くなった――――。

