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ラブカルチャースクール 3
第18章 I Lesson 5回目

「隙あり~!」
「なっ! 隙って~!? レッスンするからベッドに入ろうとしてるんじゃない!」
「だって琴ちゃん、めっちゃレッスンモードなんだもん」
「だってって、レッスンじゃん! ……あ……」
後ろから抑え付けられているから横目でコウセイを軽く睨むと、そこにはおちゃらけた口調とは違う、艶っぽい視線で見詰めてくる男の顔があった。
キュウゥ――――ッ!
コウセイ相手に不覚にも、胸がぎゅうぅではなく、小さく跳ねるように高鳴ってしまった。
その感覚がちょっと恥ずかしくて、隠すように顔を背けてマットに埋める。
「コウセイさん、この体勢辛い」
「そうだよね。じゃぁ仰向けになろっか」
「うん……」
仰向けになりやすいように、コウセイは私の身体から離した腕を両側に立てて囲いを作った。
大丈夫……大丈夫――――。
これはレッスン、相手はコウセイ!
不意打ちのドヤ顔に、ちょっと驚いちゃっただけだわ。
後になって考えてみれば少しくらいときめいたって問題はないのに、女性講師としての気負いか、連日のトラブルのせいか、意味不明な暗示を心の中で唱え続けた。
囲われた腕の中で、ゆっくりと大勢を仰向けに変える。
「んっしょ……」
「体勢、大丈夫?」
「うん……」
「へっ! くっ付いちゃってる!?」
「取るから、ちょっと待ってて」
乱れた髪が唇に貼り付いたのをコウセイは、指先で優しく払ってくれた。
穏やかな笑みを浮かべているコウセイの顔をまじまじと凝視する。
久々に見るコウセイの癖のない顔は変わりなく、正統派のイケメンだ。
ジッと眺めている私の視線が合ったコウセイが、「何?」という感じで眉毛を軽く上げた。
「なっ! 隙って~!? レッスンするからベッドに入ろうとしてるんじゃない!」
「だって琴ちゃん、めっちゃレッスンモードなんだもん」
「だってって、レッスンじゃん! ……あ……」
後ろから抑え付けられているから横目でコウセイを軽く睨むと、そこにはおちゃらけた口調とは違う、艶っぽい視線で見詰めてくる男の顔があった。
キュウゥ――――ッ!
コウセイ相手に不覚にも、胸がぎゅうぅではなく、小さく跳ねるように高鳴ってしまった。
その感覚がちょっと恥ずかしくて、隠すように顔を背けてマットに埋める。
「コウセイさん、この体勢辛い」
「そうだよね。じゃぁ仰向けになろっか」
「うん……」
仰向けになりやすいように、コウセイは私の身体から離した腕を両側に立てて囲いを作った。
大丈夫……大丈夫――――。
これはレッスン、相手はコウセイ!
不意打ちのドヤ顔に、ちょっと驚いちゃっただけだわ。
後になって考えてみれば少しくらいときめいたって問題はないのに、女性講師としての気負いか、連日のトラブルのせいか、意味不明な暗示を心の中で唱え続けた。
囲われた腕の中で、ゆっくりと大勢を仰向けに変える。
「んっしょ……」
「体勢、大丈夫?」
「うん……」
「へっ! くっ付いちゃってる!?」
「取るから、ちょっと待ってて」
乱れた髪が唇に貼り付いたのをコウセイは、指先で優しく払ってくれた。
穏やかな笑みを浮かべているコウセイの顔をまじまじと凝視する。
久々に見るコウセイの癖のない顔は変わりなく、正統派のイケメンだ。
ジッと眺めている私の視線が合ったコウセイが、「何?」という感じで眉毛を軽く上げた。

