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第18章 I Lesson ５回目

やっと進みだした船に身を委ねることにして、余計なことを考えないように押し寄せてくる波に意識を傾ける。

時間も結構、経ってしまっているだろうけど、新人たちとは違ってコウセイなら心配ないだろう。

レッスンだから体力も使うけど、精神を擦り減らさない分、気持ちだけじゃなく身体も凄く楽な気がした。

心って――――繋がっているんだよね。

改めて、そのことがじんわりと、胸に染み渡ってきた――――。

私のスイッチが切り替わったのを見計らったかのように、コウセイの動きも変わってくる。

膨らみの軽く食い込ませていた指は、弾みが付いて肉丘を揺らしだす。

強くなった刺激と扱いてくる下着の摩擦に、頂きの突起はみるみると硬くなった。

現れた小粒は存在を主張するかのように、コウセイの手のひらを突いていく。

布越しにじゃれてくる粒をサービス精神旺盛なコウセイが無視する訳はなく、「おいで、おいで」と手を旋回させて、突起の根元から捏ねくり回す。

「あっ！　あぁぁぁっ！」

胸元にジワジワ広がっていた快感の波紋の真ん中に、突然石でも投げこまれたみたいに水面が跳ねる。

高まった快感は波を大きくして下腹部まで一気に流れていくと、奥で燻っている蜜床を震わせた。

ピリピリと弱電流を纏った袋は、一気に全身を熱くさせる。

「んっ……ぁ……」

コウセイに操られるかのように、快楽の音色が奏でられていく。

身体中に広がりだした旋律に合わせながら身を捩ろうとすると、コウセイは身体を浮かせて動きやすいようにしてくれた――――

プチッ……

「あ……」

と思ったら、背中が浮いた隙を狙って、ブラのホックを素早く外してきた。