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ラブカルチャースクール 3
第18章 I Lesson 5回目
生徒の時と違って、講師の更衣室にはシャワーはないから、最近は汗拭きシートを忍ばせている。

結構汗を掻いたけど時間もないし、コウセイを待たせているから大雑把に拭いて急いで着替えたけど、その間にもモヤモヤは消えない。

レッスン自体は大きな問題は全然なかったから、私の不完全燃焼なのかもしれないということにして、気持ちを収めることにした。

「不完全燃焼なんて……なんかエッチ目的みたいだな」

本よりセックス目的で、講師になった訳ではないのに――――

散々開発された身体は、快感を求めるようになってしまったのだろうか?

そんなこと思った途端、重たい鉛が胸にズズーン! と落ちてきたみたいに苦しくなる。

「私……そんなに淫らになっちゃったのかな……」

今更綺麗ごとを並べる気はないけれども、それなりに罪悪感が湧き上がった。

ただでさえイケメン揃いな上に、ベテラン勢はテクニシャンだ。

イカされない訳ないし!!

だからって感じるのを我慢することも出来ない。

男性講師たちが与えてくる快感に、感じるまま反応するのだって女性講師の役目なのだ。

そしてレッスンは、これから先何年も続く――――。

なけなしの胸を押しつぶそうとする鉛に負けないように、当てた手をギュッと握って拳を作る。

「最初から、覚悟していたじゃない……。大丈夫、大丈夫だから……」

そう――――大丈夫だよね……セイジ?

貴方以外に抱かれて、乱れる私を嫌いにならないでいて欲しい――――。

誰も届く訳でもない言葉を呟くと、喉の奥がツンと痛くなった。

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