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ラブカルチャースクール 3
第18章 I Lesson 5回目

「コウセイさん! お待たせ~!!」
バッタン――――と勢いよく開け放ったドアの音と共に、大声でコウセイに呼び掛ける。
「あ~。早かったね」
呼び掛けた相手はレッスン前と同じく、またしてもベッドに寝っ転がっていた。
そんなコウセイの様子に――――相当、疲れているのかな?
流石にちょっと心配気なって、傍に寄っていく。
顔を覗き込むと、コウセイは軽く眉毛を上げてから、ニカッと明るい笑顔を浮かべた。
「元気だから、大丈夫だよ」
「えっ!? う、うん!」
何も言っていないのに、考えを見透かされて動揺してしまう。
受付担当になって、コウセイもパワーアップか――――!!
コウセイの読心術に口を半開きにして固まっていると、男らしいけど少し繊細な手をポンと私の頭に優しく載せてくる。
「凄く心配そうな顔してるんだもん、琴ちゃん」
「あっ……」
もろ顔に出ていただけか――――。
見透かされる以前に単にバレバレだったことに、自分の修行の足りなさを思い知る。
コウセイは勢いよく上体を起こし、身体の向きを変えて両手を天井に向けて伸びをした。
「う~ん! 久々にリラックス出来たな~! これも琴ちゃんのお陰だよ。ありがとう」
満面の笑みを浮かべてコウセイはそう言ったけど、今回のレッスンは自分的には腑に落ちないことが沢山あったのに、こんな風に思って貰うのが申し訳なく感じる。
もしかして……
気を遣わせにようにしてくれているのかな――――?
でももう、私は生徒じゃなくて講師だ。
いつまでも、この優しさに甘えていてはいけないのだ!!
バッタン――――と勢いよく開け放ったドアの音と共に、大声でコウセイに呼び掛ける。
「あ~。早かったね」
呼び掛けた相手はレッスン前と同じく、またしてもベッドに寝っ転がっていた。
そんなコウセイの様子に――――相当、疲れているのかな?
流石にちょっと心配気なって、傍に寄っていく。
顔を覗き込むと、コウセイは軽く眉毛を上げてから、ニカッと明るい笑顔を浮かべた。
「元気だから、大丈夫だよ」
「えっ!? う、うん!」
何も言っていないのに、考えを見透かされて動揺してしまう。
受付担当になって、コウセイもパワーアップか――――!!
コウセイの読心術に口を半開きにして固まっていると、男らしいけど少し繊細な手をポンと私の頭に優しく載せてくる。
「凄く心配そうな顔してるんだもん、琴ちゃん」
「あっ……」
もろ顔に出ていただけか――――。
見透かされる以前に単にバレバレだったことに、自分の修行の足りなさを思い知る。
コウセイは勢いよく上体を起こし、身体の向きを変えて両手を天井に向けて伸びをした。
「う~ん! 久々にリラックス出来たな~! これも琴ちゃんのお陰だよ。ありがとう」
満面の笑みを浮かべてコウセイはそう言ったけど、今回のレッスンは自分的には腑に落ちないことが沢山あったのに、こんな風に思って貰うのが申し訳なく感じる。
もしかして……
気を遣わせにようにしてくれているのかな――――?
でももう、私は生徒じゃなくて講師だ。
いつまでも、この優しさに甘えていてはいけないのだ!!

