この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
ラブカルチャースクール 3
第18章 I Lesson 5回目
「コウセイさん! お待たせ~!!」

バッタン――――と勢いよく開け放ったドアの音と共に、大声でコウセイに呼び掛ける。

「あ~。早かったね」

呼び掛けた相手はレッスン前と同じく、またしてもベッドに寝っ転がっていた。

そんなコウセイの様子に――――相当、疲れているのかな?

流石にちょっと心配気なって、傍に寄っていく。

顔を覗き込むと、コウセイは軽く眉毛を上げてから、ニカッと明るい笑顔を浮かべた。

「元気だから、大丈夫だよ」

「えっ!? う、うん!」

何も言っていないのに、考えを見透かされて動揺してしまう。

受付担当になって、コウセイもパワーアップか――――!!

コウセイの読心術に口を半開きにして固まっていると、男らしいけど少し繊細な手をポンと私の頭に優しく載せてくる。

「凄く心配そうな顔してるんだもん、琴ちゃん」

「あっ……」

もろ顔に出ていただけか――――。

見透かされる以前に単にバレバレだったことに、自分の修行の足りなさを思い知る。

コウセイは勢いよく上体を起こし、身体の向きを変えて両手を天井に向けて伸びをした。

「う~ん! 久々にリラックス出来たな~! これも琴ちゃんのお陰だよ。ありがとう」

満面の笑みを浮かべてコウセイはそう言ったけど、今回のレッスンは自分的には腑に落ちないことが沢山あったのに、こんな風に思って貰うのが申し訳なく感じる。

もしかして……
気を遣わせにようにしてくれているのかな――――?

でももう、私は生徒じゃなくて講師だ。

いつまでも、この優しさに甘えていてはいけないのだ!!

/961ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ