この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
ラブカルチャースクール 3
第18章 I Lesson 5回目
「でもね! 大したことは何も出来てなかった気がするんだけど……」

――――そう意気込んだものの、自信のなさに語尾が尻窄んでしまった。

コウセイは再び軽く眉毛を上げ、身体を横に倒して今度は私の顔を覗き込んでくる。

「そんなことないよ。琴ちゃんが女性講師でいてくれることに、意味があるんだからさ」

「え……?」

それは一体、どういう意味?

今の言葉の意味を知りたくて口を開きかけたが、かわすようにベッドから下りたコウセイは机に置いてあったジャケットを取りに離れていく。

「ん~。締めのお茶を淹れて上げられないのが残念だけどね。さて、ヤナセもお待ちかねだろうから戻ろうか!」

ジャケットを羽織ったコウセイは、手のひらでスーツを簡単に叩いて身支度を整えながら、明るく締め括る。

「う、うん……」

意味深なコウセイの言葉は色々と気になったけど、ちょうど時間切れになってしまった。




「今日は、ありがとうございました」

部屋を出る前に、改まってコウセイに挨拶をする。

コウセイも応えてくれるように、受付担当らしい綺麗なお辞儀で返してきた。

「こちらこそ、ありがとう。自信もって卒業レッスンを迎えられるよ」

「本当? 良かった~!」

「うん。琴ちゃんも、頑張り過ぎないようにね。休める時はしっかり休むんだよ! 一応先輩からのアドバイス!」

相変わらずおどけた口調ながらも、温かく励ましてくれるコウセイの心使いに、気持ちが和む。

「あははは! はい、分かりました。コウセイ先輩!」

「そそそ! じゃぁまた、何かあったら宜しくね~!」

これで終わりかと思ったら、これで済むわけはなく――――
案の定コウセイは、大きく両腕を広げて近寄ってきた。

/961ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ