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ラブカルチャースクール 3
第2章 I Lesson 初日

「ち、違う……」
慌てて後の二人の女性講師候補の『早乙女可憐』と『石月佐奈』を見やると、然して気にした様子もなく、レッスン用の資料に目を向けていた。
元々クールで取っ付きにくそうな二人だけど、無駄に騒がないところは助かる。
でもその分、こっちの人物は一筋縄ではいかなそうだ――――。
「誤魔化しても無駄よ~コトミ。恋の狩人と巷で有名な珠璃様の目は確かなんだから。ふふふ~因みにセイジは、コトミのレッスン担当したことあるんでしょ?」
ジュリは話を終わらせる気はなく、更に広げるどころか余計なことまで聞いてきた。
ちょっとぉぉぉ!!
何を企んでいるの――――ジュリッ!?
怪しい雲行きにおずおずとセイジを上目遣いで見ると、セイジは一瞬だけ口を結んだが直ぐにいつもの優しい笑顔に戻ると
「ジュリさん、いくら講師になったとはいえスクールに通っていた時の内容は一応個人情報なるからね」
サラリと上手くジュリの質問をかわす。
流石、セイジ!!
――だけど『特別講師』になっただけあって、対応がスマートになった気がした。
そしてそんなセイジに……更にドキドキしてしまう自分がいる。
やっぱりセイジはカッコいいな。
注意されたばかりなのに、確実に成長しているセイジに胸の鼓動が早まっていく。
私も早くセイジの背中に追いつけるように頑張ろう。
いつか『掟』改正になった時に、セイジに相応しいパートナーであるためにも――――。
以前みたいな不安はなくなってきている。
今、自分の目の前にあるのは希望だけだった。
慌てて後の二人の女性講師候補の『早乙女可憐』と『石月佐奈』を見やると、然して気にした様子もなく、レッスン用の資料に目を向けていた。
元々クールで取っ付きにくそうな二人だけど、無駄に騒がないところは助かる。
でもその分、こっちの人物は一筋縄ではいかなそうだ――――。
「誤魔化しても無駄よ~コトミ。恋の狩人と巷で有名な珠璃様の目は確かなんだから。ふふふ~因みにセイジは、コトミのレッスン担当したことあるんでしょ?」
ジュリは話を終わらせる気はなく、更に広げるどころか余計なことまで聞いてきた。
ちょっとぉぉぉ!!
何を企んでいるの――――ジュリッ!?
怪しい雲行きにおずおずとセイジを上目遣いで見ると、セイジは一瞬だけ口を結んだが直ぐにいつもの優しい笑顔に戻ると
「ジュリさん、いくら講師になったとはいえスクールに通っていた時の内容は一応個人情報なるからね」
サラリと上手くジュリの質問をかわす。
流石、セイジ!!
――だけど『特別講師』になっただけあって、対応がスマートになった気がした。
そしてそんなセイジに……更にドキドキしてしまう自分がいる。
やっぱりセイジはカッコいいな。
注意されたばかりなのに、確実に成長しているセイジに胸の鼓動が早まっていく。
私も早くセイジの背中に追いつけるように頑張ろう。
いつか『掟』改正になった時に、セイジに相応しいパートナーであるためにも――――。
以前みたいな不安はなくなってきている。
今、自分の目の前にあるのは希望だけだった。

