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ラブカルチャースクール 3
第19章 Lesson 女子会

「これから……トレーニングですよね。皆さん、琴海さんを待っていらっしゃるかと」
「はい、トレーニングですけど慣れてきたからか、最近個々にトレーニング室に行っているんですよ」
「そうですか……特に気になることはありませんか?」
「大丈夫です。常に心強い講師が待機していますから」
最初は物珍しく見られていた私たち新人も、トレーニング室や食堂でも、最近はそれ程注目もされなくなった。
でもなにより、常にラブカル四天王が見守っていてくれる力が絶大だといえよう――――。
「それなら……良かったです。中々、付き添えなくて申し訳ありません」
「滅相もございません! ヤナセさんはお忙しいですから! 他の方にも面倒をお掛けしないように早く逞しくなれるように頑張ります!」
「クス……そう言って頂けて、有難いです」
艶やかに微笑む笑顔から、次に続く言葉をしばし待ってみたがレッスンに関することはそれ以上なさそうだ。
聞いてみても、いいのかな――――?
「あの……話を戻してしまうんですが……」
「あぁ……レッスンの立ち合い者ですか?」
「うっ! はいぃ……」
戸惑いながら切り出した質問の的をサクッと言い当ててくるヤナセの千里眼に、床に土下座して平伏しそうになる。
「そうですよね……組み合わせなど気になると思われますが、色々と考えてしまうといけないので、今回もレッスン時まで伏せさせて頂く形になります」
明らかに露わになっている私の動揺を何もなかったかのように、ヤナセは優しい声で包み込む。
「琴海さんなら……きっと大丈夫ですよ」
そう――今までだって当日で分かるレッスンばかりだったし、最初のレッスンに比べたら――――
「大丈夫です……」
繰り返して穏やかに囁くヤナセの声が大きな気泡になって、海底に沈みかけた気持ちを水面へ戻してくれた――――。
「はい、トレーニングですけど慣れてきたからか、最近個々にトレーニング室に行っているんですよ」
「そうですか……特に気になることはありませんか?」
「大丈夫です。常に心強い講師が待機していますから」
最初は物珍しく見られていた私たち新人も、トレーニング室や食堂でも、最近はそれ程注目もされなくなった。
でもなにより、常にラブカル四天王が見守っていてくれる力が絶大だといえよう――――。
「それなら……良かったです。中々、付き添えなくて申し訳ありません」
「滅相もございません! ヤナセさんはお忙しいですから! 他の方にも面倒をお掛けしないように早く逞しくなれるように頑張ります!」
「クス……そう言って頂けて、有難いです」
艶やかに微笑む笑顔から、次に続く言葉をしばし待ってみたがレッスンに関することはそれ以上なさそうだ。
聞いてみても、いいのかな――――?
「あの……話を戻してしまうんですが……」
「あぁ……レッスンの立ち合い者ですか?」
「うっ! はいぃ……」
戸惑いながら切り出した質問の的をサクッと言い当ててくるヤナセの千里眼に、床に土下座して平伏しそうになる。
「そうですよね……組み合わせなど気になると思われますが、色々と考えてしまうといけないので、今回もレッスン時まで伏せさせて頂く形になります」
明らかに露わになっている私の動揺を何もなかったかのように、ヤナセは優しい声で包み込む。
「琴海さんなら……きっと大丈夫ですよ」
そう――今までだって当日で分かるレッスンばかりだったし、最初のレッスンに比べたら――――
「大丈夫です……」
繰り返して穏やかに囁くヤナセの声が大きな気泡になって、海底に沈みかけた気持ちを水面へ戻してくれた――――。

