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ラブカルチャースクール 3
第19章 Lesson 女子会

「よ~ん、ごぉぉぉ……」
「コトミ~! まだ終わらないの?」
「あ、うん! あともう一セット残ってるから」
「えぇ~。私、お腹空いた~!」
マシーンと格闘していると、先にトレーニングが終わった同期女性陣三人が話しかけてきた。
出遅れた分まだトレーニングメニューが終わってない私に、ジュリは不満そうに唇を尖らせる。
「三人とも、先に行ってて良いから! 夕飯も先に食べて」
ノルマはあと少しで終わるけど、三人を待たせていると思うと落ち着かない。
焦って怪我でもしたら、スクールの問題にだってなりかねないだろうし、お目付け役の四天王や指導担当のヤナセに迷惑を掛けることになる。
それに――――
今は妖しげな講師組はいないから、変な心配も不要だった。
「私は、待ってるよ」
体育会系で人情深いサナは気に掛けてくれているが、単にジュリとカレンのやり取りの間に入りたくないだけっだったりするのかも?
「あ、うん……ありがとうサナ。でも、まだちょっと掛かるから」
「でもさ……」
「いいじゃんサナ。コトミだって一応、大人なんだから、一人でも大丈夫だって」
「ジュリあなた、自分が空腹だからって、そういう言い方はないんじゃないの?」
「出た出た! カレンの良い子ちゃんぶりっこ! 私は正直に言ってるだけよ」
キタキタ――――!!
最初ほどではないけど、今だにジュリとカレンはどちらかが口を開けば、険悪モードになってしまう。
「わっ! 本当に大丈夫だから! 行って! 行って~!」
「だけど、コトミ……」
「はいはぁ~い! 麗しき友情だけど、コトミちゃんの邪魔しているだけよあんたたち。私がコトミちゃんと一緒にいるから、早く帰りなさい!」

