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ラブカルチャースクール 3
第19章 Lesson 女子会

キラキラ眩しいジムのライトに目を細めて、一人で勝手に感動に浸っていたら、ヨウコさんは勢いよく振り返り爽やかな笑顔を向けてきた。
「よっし、コトミちゃん。残りのメニュー一緒にやっちゃおう!」
「あ、はいっ! 宜しくお願いします!」
あと数分で終わるメニューなのに、大先輩のヨウコさんに付きあって貰うなんて申し訳ないと思うが、滅多にない機会に嬉しくなってしまう。
ヨウコさんはちょうど隣の空いているマシーンに座り、同じ筋トレを始めようとした。
「え、ヨウコさんもやるんですか?」
「うん、見ているだけより一緒にやった方が楽しいし。このマシーンも慣れているから、苦じゃないしね」
本当に軽々とヨウコさんは、マシーンを軽々と動かしていく。
それに比べてわたしは、数か月経ってもまだマシーンに翻弄されて格闘している。
「凄……」
「あははは。長年使ってるから、コツを掴んじゃっているだけだよ~」
唖然としている私にヨウコさんは、気兼ねさせないようにか、謙虚に話しているけど、マシーンの設定は私より遥かに重い。
てかこれ、男性用の重さじゃないの?
見た目は細身なヨウコさん、実は脱いだらワタリ並みとか?
――――流石にそれはないよね~。
途端、強大な筋肉の壁が脳裏を過っていった。
「い~ち、にぃ……」
「さん! しっ!」
「ごぉぉぉ……ろくぅ~」
「なな! はっち!」
ヨウコさんのリズミカルなペースに引っ張られるように、一人でやっているよりも気持ち早く進んでいる気がする。
そして何より、辛くない!
一人だとノルマをこなすことに必死になってしまって、正直辛かった。
筋トレも楽しんでやった方が効果がでそうな感じがする。
蒸気している顔も、じっとり滲んだ汗が粒になって肌を伝い落ちる感覚も心地いい――――。
「えへへへ~」
「楽しいね~。コトミちゃん」
「はい!」
いきなり笑い出した私の心をお見通しのように、ヨウコさんは気持ちを代弁してくれた。
やっぱりカリスマ講師は、読心術が身に付くんだと改めて実感した――――。
「よっし、コトミちゃん。残りのメニュー一緒にやっちゃおう!」
「あ、はいっ! 宜しくお願いします!」
あと数分で終わるメニューなのに、大先輩のヨウコさんに付きあって貰うなんて申し訳ないと思うが、滅多にない機会に嬉しくなってしまう。
ヨウコさんはちょうど隣の空いているマシーンに座り、同じ筋トレを始めようとした。
「え、ヨウコさんもやるんですか?」
「うん、見ているだけより一緒にやった方が楽しいし。このマシーンも慣れているから、苦じゃないしね」
本当に軽々とヨウコさんは、マシーンを軽々と動かしていく。
それに比べてわたしは、数か月経ってもまだマシーンに翻弄されて格闘している。
「凄……」
「あははは。長年使ってるから、コツを掴んじゃっているだけだよ~」
唖然としている私にヨウコさんは、気兼ねさせないようにか、謙虚に話しているけど、マシーンの設定は私より遥かに重い。
てかこれ、男性用の重さじゃないの?
見た目は細身なヨウコさん、実は脱いだらワタリ並みとか?
――――流石にそれはないよね~。
途端、強大な筋肉の壁が脳裏を過っていった。
「い~ち、にぃ……」
「さん! しっ!」
「ごぉぉぉ……ろくぅ~」
「なな! はっち!」
ヨウコさんのリズミカルなペースに引っ張られるように、一人でやっているよりも気持ち早く進んでいる気がする。
そして何より、辛くない!
一人だとノルマをこなすことに必死になってしまって、正直辛かった。
筋トレも楽しんでやった方が効果がでそうな感じがする。
蒸気している顔も、じっとり滲んだ汗が粒になって肌を伝い落ちる感覚も心地いい――――。
「えへへへ~」
「楽しいね~。コトミちゃん」
「はい!」
いきなり笑い出した私の心をお見通しのように、ヨウコさんは気持ちを代弁してくれた。
やっぱりカリスマ講師は、読心術が身に付くんだと改めて実感した――――。

