この作品は18歳未満閲覧禁止です

- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
ラブカルチャースクール 3
第19章 Lesson 女子会

「えっ!? 読心術を習得したい?」
「はい!! 私もベテラン講師の方々を見習って、生徒さんの気持ちを……心を見抜く読心術が出来るようになりたいんです!」
トレーニングメニューを終え、帰る支度をしながらヨウコさんに真剣に相談をしていた。
ヨウコさんが
「滅多にない機会だから、寮まで一緒に帰ろう!」
とまで言ってくれたのと、大先輩の気さくな雰囲気に誘われるように勝手に言葉が口を衝いてしまう。
ヨウコさんの言った通り、こんなチャンス滅多にない。
折角だから、普段他の人には聞きにくいこととかも教えて貰おうと思った。
「あははは~。コトミちゃんの気持ちは解らなくもないけど、私はヤナセみたいにエスパーじゃないから、読心術なんて出来ないよ」
「え……やっぱりヤナセさんて、エスパーなんですか?」
冗談だろうけど、本気とも聞こえる言葉に思わず神妙な面持ちで聞き返すと、ずっと笑顔だったヨウコさんの顔から笑みが消え、辺りに目を配らせる。
「コトミちゃん、ここだけの話だよ……」
「はい……」
ゴクリ――――
一気に走る緊張感に、唾を飲み込む音が耳元まで響く――。
「この真相は、寮に帰ってから話すわ。誰が聞いているか分からないし」
「は、はい。分かりました」
「うん。じゃぁ早く支度して帰ろう」
「はい! 急ぎます!」
『ヤナセのエスパー疑惑』――――端から聞いていたら、呆れられてしまうような話の真相を早く聞きたくて、慌ててスーツに着替える。
でもさ……ヤナセがエスパーだって言ったら、スクールの大半の人が信じるんじゃないかな?
半ば本気モードでそんなこと考えていると、胸の奥からワクワクが湧き上がってきて、冷えかけていた身体を再び熱くした。
「はい!! 私もベテラン講師の方々を見習って、生徒さんの気持ちを……心を見抜く読心術が出来るようになりたいんです!」
トレーニングメニューを終え、帰る支度をしながらヨウコさんに真剣に相談をしていた。
ヨウコさんが
「滅多にない機会だから、寮まで一緒に帰ろう!」
とまで言ってくれたのと、大先輩の気さくな雰囲気に誘われるように勝手に言葉が口を衝いてしまう。
ヨウコさんの言った通り、こんなチャンス滅多にない。
折角だから、普段他の人には聞きにくいこととかも教えて貰おうと思った。
「あははは~。コトミちゃんの気持ちは解らなくもないけど、私はヤナセみたいにエスパーじゃないから、読心術なんて出来ないよ」
「え……やっぱりヤナセさんて、エスパーなんですか?」
冗談だろうけど、本気とも聞こえる言葉に思わず神妙な面持ちで聞き返すと、ずっと笑顔だったヨウコさんの顔から笑みが消え、辺りに目を配らせる。
「コトミちゃん、ここだけの話だよ……」
「はい……」
ゴクリ――――
一気に走る緊張感に、唾を飲み込む音が耳元まで響く――。
「この真相は、寮に帰ってから話すわ。誰が聞いているか分からないし」
「は、はい。分かりました」
「うん。じゃぁ早く支度して帰ろう」
「はい! 急ぎます!」
『ヤナセのエスパー疑惑』――――端から聞いていたら、呆れられてしまうような話の真相を早く聞きたくて、慌ててスーツに着替える。
でもさ……ヤナセがエスパーだって言ったら、スクールの大半の人が信じるんじゃないかな?
半ば本気モードでそんなこと考えていると、胸の奥からワクワクが湧き上がってきて、冷えかけていた身体を再び熱くした。

