この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
ラブカルチャースクール 3
第19章 Lesson 女子会


「はぁ~? ヤナセがエスパーかどうかなんて、考えなくても解るじゃないの! コトミ、本当に阿保なの?」

思いっきり呆れた声で、私の期待を全否定してきたのはジュリだった。

「ジュリ、あんた阿保は言い過ぎよ。ヤナセがエスパーだと思い込んでいるのは、確かに突っ込みたくなるけど」

いつもはジュリに突っ込むカレンにまで、そんな風に言われてしまっている。

「でもさ、コトミの気持ちも解らなくはないな」

余り表情を変えずに聞いていたサナは、思いのほか賛同してくれて驚いた。

「あははは~! シャレで言ったつもりだったんだけど、コトミちゃんが本気で真に受けているから可愛くてついつい。ヤナセも罪な男よね~」

そして――新人四人の中で違和感なく、楽しそうに爆笑しているヨウコさん。

ヨウコさんのテンションの高さに、片手に持っている炭酸グレープがアルコールにすら見えてくる。

「ちょっと、アン……ヨウコさん。ヤナセに罪はないわよ。コトミが真に受けやすいのなんて、一目瞭然じゃないの。騙すようなことするなんて、大人気ないじゃない!」

「あはっ! そうだよね。ごめんね~コトミちゃん!」

「い、いえ……私の方こそ、すみません」

ヨウコさんに謝られて、叱られたワンコ状態で縮こまっていた私は、ようやく発言することが出来た。

てか、私もこれでも一応、大人なんですけど!
『大人気ない』って、そう言ったジュリは私を何歳だと思っているんだろう?

ヤナセのエスパー疑惑よりも、今度はそっちの方が気になってくる。

自称『ヤナセ狙い』のジュリは、ヤナセとタメ口で話せるヨウコさんに対して敵対心を抱いているのは分かるけど、それで私がお子様扱いされるのは、ちょっと違うんじゃないの――――!!

ヨウコさんの言葉を鵜呑みにしたのも浅はかだったが、ジュリの発言は納得がいかなくて、自然と顎に力が入り唇を突き出していた。


/961ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ