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ラブカルチャースクール 3
第19章 Lesson 女子会

そうだよね――――。
以前会っていたことがあったとしても、私とセイジがお互いを認識したのなんてここ一年くらいの話だ。
それよりセイジとヨウコさんの方が年数多く会っている訳だし、研修としてレッスンだって――レッスン――――んんんっ!
「コトミちゃん?」
「コトミ、どうしたんだ?」
一人で勝手に負の妄想ループに突き進みそうになりかけた時、ヨウコさんとサナに手綱を引っ張られて我に返る。
そうだ、話の途中だった。
「あ、いや何か……照れ臭いなと」
問題なく会話を続行――――したつもりだったが、皆の怪訝な視線が明らかに向けられてきている。
や、やばい。
セイジって顔に出ちゃってたかな?
「あはははは~! 可愛い~!」
「えっ!?」
反射的に指先を頬に当てて擦ると、ヨウコさんは思いっきり仰け反って首を丸見えにさせながら大笑いし始める。
突然のヨウコさんの爆笑に驚きながら周りを見渡したら、他の三人も釣られたように苦笑いをしていた。
自分が笑いの発端なのは、明らかだ――やっぱり顔に何か出ているとか?
今度は両手で頬を覆うと、見かねたのかジュリが私に指を向けて言ってきた。
「コトミあんた、思っていることが顔に出過ぎなのよ。読心術なんて使わなくても、バレッバレなの!」
「ば、バレッバレッ!?」
「そう、バレッバレ!」
そんな――――!!
確かに顔には出やすい方だけど、ラブカルに通うようになってからは、相当気を付けていたのに。
でも今はラブカル内だけだから、気が緩んでいたのはあるかも。
だからって、何もかもがバレッバレな筈ではないよね?
恐る恐るジュリを見ると、メイクを落としてもハッキリとした二重の大きな瞳から、真っ直ぐと鋭い眼光を放ってくる。
「この際聞くけどさ~。コトミ、ちょくちょく昼間に居なくなるのは、なんなの?」
以前会っていたことがあったとしても、私とセイジがお互いを認識したのなんてここ一年くらいの話だ。
それよりセイジとヨウコさんの方が年数多く会っている訳だし、研修としてレッスンだって――レッスン――――んんんっ!
「コトミちゃん?」
「コトミ、どうしたんだ?」
一人で勝手に負の妄想ループに突き進みそうになりかけた時、ヨウコさんとサナに手綱を引っ張られて我に返る。
そうだ、話の途中だった。
「あ、いや何か……照れ臭いなと」
問題なく会話を続行――――したつもりだったが、皆の怪訝な視線が明らかに向けられてきている。
や、やばい。
セイジって顔に出ちゃってたかな?
「あはははは~! 可愛い~!」
「えっ!?」
反射的に指先を頬に当てて擦ると、ヨウコさんは思いっきり仰け反って首を丸見えにさせながら大笑いし始める。
突然のヨウコさんの爆笑に驚きながら周りを見渡したら、他の三人も釣られたように苦笑いをしていた。
自分が笑いの発端なのは、明らかだ――やっぱり顔に何か出ているとか?
今度は両手で頬を覆うと、見かねたのかジュリが私に指を向けて言ってきた。
「コトミあんた、思っていることが顔に出過ぎなのよ。読心術なんて使わなくても、バレッバレなの!」
「ば、バレッバレッ!?」
「そう、バレッバレ!」
そんな――――!!
確かに顔には出やすい方だけど、ラブカルに通うようになってからは、相当気を付けていたのに。
でも今はラブカル内だけだから、気が緩んでいたのはあるかも。
だからって、何もかもがバレッバレな筈ではないよね?
恐る恐るジュリを見ると、メイクを落としてもハッキリとした二重の大きな瞳から、真っ直ぐと鋭い眼光を放ってくる。
「この際聞くけどさ~。コトミ、ちょくちょく昼間に居なくなるのは、なんなの?」

