この作品は18歳未満閲覧禁止です

- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
ラブカルチャースクール 3
第19章 Lesson 女子会

そして打ちひしがれているワンコの前で、新たな戦いが始まる。
「はいはい、何でしょうかカレンお嬢様」
「ちょっとジュリ、私を馬鹿にしてるの?」
「いえ~お嬢様だから、お嬢様と言っただけよ」
「ふん、別にあなたにどう思われようと、構わないけど」
「そうですか~。なら私も同じく、あんたにどう思われても構わないので、いちいち突っかかるのは止めてくれない」
「突っかかっているんじゃなくて、あなたの自己中心的な考えが納得いかないから、指摘しているだけよ」
「はぁ~? 頭ごなしに人の意見を否定するのだって、自分が正しいと思っている自己中じゃない! あんたは単に、私に勝ちたいだけでしょ」
「何を言っているのかしら? 私は世間一般常識であなたの非常識をまかり通さないようにしているだけだわ!」
二人の壮絶な言葉のデットヒートに、心の声を入れる暇さえない。
「あ、あの……二人とも落ち……」
「世間一般常識~? それこそ何よ。そんなのただの都合のいい、多数決でしかないじゃない」
「違うわよ。常識って言うのはね、理にかなっていることなの!」
なんとか止めに入ろうと試みてみたけど、私の声はスルーどころか二人の耳に届いていない模様です。
どうしたものかと他に目配せをしてみれば、ヨウコさんは裂きイカを口端に咥えて堪能しているし、サナは無表情で二人のバトルを凝視している。
うわぁぁぁ――――!
この状況に困惑しているのは私だけなんだ。
下手に中断させるよりも、言いたいこと言わせて自然に終幕を迎えた方が、後腐れないのかも?
でも、このまま延々とバトルが続いたらどうしよう――――!!
やっぱり止めた方が良いかもしれない。
「ジュリ、カレン。そんな大きな声だと隣の部屋に……」
「隣の部屋、居ないから大丈夫だよ」
ここでやっと、裂きイカを咥えたヨウコさんが制止に入ってきた――――私を!!
一体、どうすればいいのぉぉぉ――――!?
「はいはい、何でしょうかカレンお嬢様」
「ちょっとジュリ、私を馬鹿にしてるの?」
「いえ~お嬢様だから、お嬢様と言っただけよ」
「ふん、別にあなたにどう思われようと、構わないけど」
「そうですか~。なら私も同じく、あんたにどう思われても構わないので、いちいち突っかかるのは止めてくれない」
「突っかかっているんじゃなくて、あなたの自己中心的な考えが納得いかないから、指摘しているだけよ」
「はぁ~? 頭ごなしに人の意見を否定するのだって、自分が正しいと思っている自己中じゃない! あんたは単に、私に勝ちたいだけでしょ」
「何を言っているのかしら? 私は世間一般常識であなたの非常識をまかり通さないようにしているだけだわ!」
二人の壮絶な言葉のデットヒートに、心の声を入れる暇さえない。
「あ、あの……二人とも落ち……」
「世間一般常識~? それこそ何よ。そんなのただの都合のいい、多数決でしかないじゃない」
「違うわよ。常識って言うのはね、理にかなっていることなの!」
なんとか止めに入ろうと試みてみたけど、私の声はスルーどころか二人の耳に届いていない模様です。
どうしたものかと他に目配せをしてみれば、ヨウコさんは裂きイカを口端に咥えて堪能しているし、サナは無表情で二人のバトルを凝視している。
うわぁぁぁ――――!
この状況に困惑しているのは私だけなんだ。
下手に中断させるよりも、言いたいこと言わせて自然に終幕を迎えた方が、後腐れないのかも?
でも、このまま延々とバトルが続いたらどうしよう――――!!
やっぱり止めた方が良いかもしれない。
「ジュリ、カレン。そんな大きな声だと隣の部屋に……」
「隣の部屋、居ないから大丈夫だよ」
ここでやっと、裂きイカを咥えたヨウコさんが制止に入ってきた――――私を!!
一体、どうすればいいのぉぉぉ――――!?

