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ラブカルチャースクール 3
第19章 Lesson 女子会

「今スクールの規則が改正されるかもしれないのは皆知っていると思うんだけど、そのことで不穏な動きが出てきているのよ。真相を突き止めたいんだけど、上層部が動くと警戒されるのが目に見えているから、新人の琴海ちゃんなら敵も油断するかもしれないと思って、琴海ちゃんには申し訳なかったけどお願いしたの」
ヨウコさんの話で三人が直ぐに納得するかは分からないけど、筋は通せていた。
急遽開催された女子会と、暴露された隠密行動に何かしらの意図があるのだろうか――――?
昼間の隠密行動は、セイジに会いに行っていたのが真実だけに、こんな大それた理由を作って貰って、却って申し訳ない気持ちになる。
でも実際は、今ヨウコさんが話したのが本当の理由なのかもしれない。
確かに、新人でちびっこの私なんて目立たないだろう。
四天王たちなら、単独でも悪目立ちしてしまうし。
一応頼りにされていると喜んでいいものか――ちょっと複雑な想いと、裂きイカの旨味が同時に込み上がる。
ヨウコさんの説明に、さっきまで怒鳴り合っていたジュリとカレンが普段とは違う視線を刺すように向けてくるものだから、心臓が脈打つ速度を早めてきた。
バックンバックン――――全身が心臓になったみたいだ。
お酒を飲んだみたいに身体が熱くなるのを誤魔化すように、紅茶を一気に飲み込む。
その姿が余計に怪しかったのか、向けられる視線がますます鋭くなろうとした時――――。
「でもね、出来たら同期の三人にも手伝って欲しいのよ」
明らかにテンパっている私へ集まった視線をヨウコさんは拡散してくれた。
話のベクトルの方向が変わった途端、ロックオンされていた視線は外れたが、『仲間』 の顔つきが微かに強張りだす。
三人とも解っているのだ――これがどれほどスクールにとって『重大』なことなのか――――。
ヨウコさんの話で三人が直ぐに納得するかは分からないけど、筋は通せていた。
急遽開催された女子会と、暴露された隠密行動に何かしらの意図があるのだろうか――――?
昼間の隠密行動は、セイジに会いに行っていたのが真実だけに、こんな大それた理由を作って貰って、却って申し訳ない気持ちになる。
でも実際は、今ヨウコさんが話したのが本当の理由なのかもしれない。
確かに、新人でちびっこの私なんて目立たないだろう。
四天王たちなら、単独でも悪目立ちしてしまうし。
一応頼りにされていると喜んでいいものか――ちょっと複雑な想いと、裂きイカの旨味が同時に込み上がる。
ヨウコさんの説明に、さっきまで怒鳴り合っていたジュリとカレンが普段とは違う視線を刺すように向けてくるものだから、心臓が脈打つ速度を早めてきた。
バックンバックン――――全身が心臓になったみたいだ。
お酒を飲んだみたいに身体が熱くなるのを誤魔化すように、紅茶を一気に飲み込む。
その姿が余計に怪しかったのか、向けられる視線がますます鋭くなろうとした時――――。
「でもね、出来たら同期の三人にも手伝って欲しいのよ」
明らかにテンパっている私へ集まった視線をヨウコさんは拡散してくれた。
話のベクトルの方向が変わった途端、ロックオンされていた視線は外れたが、『仲間』 の顔つきが微かに強張りだす。
三人とも解っているのだ――これがどれほどスクールにとって『重大』なことなのか――――。

