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ラブカルチャースクール 3
第19章 Lesson 女子会
やるのかぁぁぁ――――!!
てかヨウコさん、今の答えはマジですか?

それにっ! ジュリだってさっきまであんなに反抗的だったのに、『ヤナセ』に一言で協力しちゃうの??

まぁ、分かりやすいといえば分かりやすいし、素直といえば素直――――で片づけていいのか?

協力者が増えたことより、この先にもっと厄介なことが起きそうな予感がしてしまうのは考え過ぎかな――。

裂きイカの両端を両手で掴んで、弓なりになった天辺をへの字口で咥え込んで悩んでいると、急に協力することにしたジュリに刺激されたのか、カレンとサナの反応が変わってきた。

「ヨウコさん、聞いてもいいですか?」

「うん! 何でも聞いて~」

こうなることはヨウコさんの中では、想定範囲だったのかもしれない。

ヨウコさんの明るさに、さっきまでの神妙な空気が一気に払拭されていく感覚が肌を柔らかく撫でられているみたいで、小さく身震いがした。

「もし噂のことで、何かしら情報を得た場合は、ヤナセさんに報告すれば良いんですか?」

「あ、報告は私にして貰えれば大丈夫。今の所、女子寮の中なら敵も入ってこれないし」

「えっ! ヤナセに逐一報告じゃないの?」

サナの質問への回答なのに、いち早く反応したのはジュリだった。

ジュリのヤナセへの食いつきぶりには、ある意味感心してしまう。

でも私も、セイジだったら同じ反応しちゃうかもだけど――――。

「確かに皆の担当はヤナセだし直接報告できる機会は沢山あるだろうけど、スクールでは普段のレッスンもあるでしょ? 何処で誰が聞き耳立てているか分からないから、この件に関しては私が無難だと思うんだ。それにヤナセも忙しいから時間も中々取れないしね」

「何よ、つまらないわね」

「でも好感度は、ゲットできるから」

「……ふぅん」

ジュリのあからさまな態度にも、楽しそうに微笑み返しながら対応するヨウコさんが眩しい。

確かにヤナセは忙しい――。

忙しいのに薬を手配してくれたり、気分転換に連れ出してくれたことを思い出すと、申し訳なさと一緒に、ジュリにだけはバレないようにしなければと固く肝に命じた。

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