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ラブカルチャースクール 3
第19章 Lesson 女子会

「それで……結局、どうするのよ? やるのやらないの?」
珍しく感情を露わにして迫力のあるサナに、全くもって怖気づくことのないジュリは、いつものように少し挑発するような物言いで結論を問いかける。
「そんなの……」
「やるに決まっているでしょ! あなたいちいち本当に煩いわね」
サナの答えを代弁したのか、賛同か――――先に応えたのはカレンだった。
うわぁぁぁ~!
カレン協力してくれるんだ!
難しい顔をずっとしていたから、無理だと思ってしまった~!
予想外な展開に、重くなっていた気持ちが一気に空に飛びそうなくらい浮上する。
「はん! あんたこそいちいち回りくどいのよ。答えが決まっていたなら、とっとと賛同すればいいじゃないの。こんなに引っ張って、ワザとらしい~。構ってちゃんじゃないの~?」
「おほほほ! 私はあなたと違って、ヤナセポイント上げるために即答するような尻軽ではございませんので!」
「ふぅん、どうだか~? ルールが改正されれば、堅物のお嬢様でもイケメンにモテモテになる可能性がありますからね。隠密行動したって無駄じゃないと思っていたんじゃないの~?」
折角カレンとサナが、協力する意思を伝えてくれて一致団結出来そうだったのに、お決まりの如くジュリVSカレンの闘いが繰り広げられていく。
さっきまでの沈黙は嘘のようだ。
内心ちょっとホッとした気持ちになりながらも、止めに入らなければいつまでも続いてしまうだろう。
「二人とも、宴もたけなわだけど~」
「ちょっとジュリ! あんたいい加減にしなさいよ!」
「いい加減にするのはカレン、あんたの方よ!」
仲裁に入ろうとしたけど、今にも互いに掴みかかりそうな勢いである。
これでは女性講師どころか、ラブカルアマゾネスが誕生してしまう!
うぅぅ――こうなったら仕方がない!
間に飛び込んで、殴られてでも止めよう!
「二人とも、喧嘩を止め……」
「私はルール改正なんてどっちでもいい! ただヤナセに恩返しがしたいだけだ!」
それは手を伸ばし掛けているアマゾネスの間に、意を決して飛び込もうとした時だった――――。
珍しく感情を露わにして迫力のあるサナに、全くもって怖気づくことのないジュリは、いつものように少し挑発するような物言いで結論を問いかける。
「そんなの……」
「やるに決まっているでしょ! あなたいちいち本当に煩いわね」
サナの答えを代弁したのか、賛同か――――先に応えたのはカレンだった。
うわぁぁぁ~!
カレン協力してくれるんだ!
難しい顔をずっとしていたから、無理だと思ってしまった~!
予想外な展開に、重くなっていた気持ちが一気に空に飛びそうなくらい浮上する。
「はん! あんたこそいちいち回りくどいのよ。答えが決まっていたなら、とっとと賛同すればいいじゃないの。こんなに引っ張って、ワザとらしい~。構ってちゃんじゃないの~?」
「おほほほ! 私はあなたと違って、ヤナセポイント上げるために即答するような尻軽ではございませんので!」
「ふぅん、どうだか~? ルールが改正されれば、堅物のお嬢様でもイケメンにモテモテになる可能性がありますからね。隠密行動したって無駄じゃないと思っていたんじゃないの~?」
折角カレンとサナが、協力する意思を伝えてくれて一致団結出来そうだったのに、お決まりの如くジュリVSカレンの闘いが繰り広げられていく。
さっきまでの沈黙は嘘のようだ。
内心ちょっとホッとした気持ちになりながらも、止めに入らなければいつまでも続いてしまうだろう。
「二人とも、宴もたけなわだけど~」
「ちょっとジュリ! あんたいい加減にしなさいよ!」
「いい加減にするのはカレン、あんたの方よ!」
仲裁に入ろうとしたけど、今にも互いに掴みかかりそうな勢いである。
これでは女性講師どころか、ラブカルアマゾネスが誕生してしまう!
うぅぅ――こうなったら仕方がない!
間に飛び込んで、殴られてでも止めよう!
「二人とも、喧嘩を止め……」
「私はルール改正なんてどっちでもいい! ただヤナセに恩返しがしたいだけだ!」
それは手を伸ばし掛けているアマゾネスの間に、意を決して飛び込もうとした時だった――――。

