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ラブカルチャースクール 3
第20章 I Lesson 6回目

今日のレッスン、リクなんだ――――。
途端全身の血の気が引いて、足元から床に流れていくような感覚に陥る。
いずれは回って来るとは分かっていたけど、今回は特殊なレッスンだけに、クニミツあたりから始まりたかった~!
――と言ったら、クニミツに失礼かもだけど。
更に増した緊張感に唇を真一文字に結んで固まっていると、リクは何も気にしていない感じで飄々と部屋に入ってきた。
「いくらレッスンとはいえ誰かに監視されながらセックスするって、落ち着かないですよね~?」
「……うん」
『落ち着かない』とは言ってはいるが、リクからは緊張している様子は全然感じない。
「あ、前回のレッスン。凄く怖がらせちゃったみたいで、本当にすみませんでした。今日はコトミさんがリラックスして出来るように気を付けますね」
リクが、前回の謝罪を述べながらニッコリ微笑んでくる。
綺麗な顔で微笑まれたら、少しは『キュン』とときめきそうなものの、条件反射か――――寒気しかしない。
「ありがとう……私もリクの足を引っ張らないように頑張るね」
背中の悪寒を誤魔化しつつ、なんとか作り笑顔を浮かべてみるが、明らかに口端が引き攣ってしまう。
うぅぅ、駄目だ。
恐怖感がインプットされて、気持ちより先に身体が反応している――――。
元旦那に無理やりやられた後も、触られそうになっただけで身体が竦んでしまったけど、リクの場合はもっと別の恐怖感が突き上げる。
肌の裏側に得体のしれない生き物が、這いずり回っているみたいな感覚――――。
こんなの状態で、無事にレッスンが終えられるだろうか?
不安から目の前にリクがいるのも構わずに、大きな溜息を吐きそうになったが――――。
コン、コンッ!
「入るぞ」
やけに力強いノックと同時に、ぶっきら棒な声がドア越しに響いた。
あぁぁぁ!
この声はぁぁぁ――――!!
途端全身の血の気が引いて、足元から床に流れていくような感覚に陥る。
いずれは回って来るとは分かっていたけど、今回は特殊なレッスンだけに、クニミツあたりから始まりたかった~!
――と言ったら、クニミツに失礼かもだけど。
更に増した緊張感に唇を真一文字に結んで固まっていると、リクは何も気にしていない感じで飄々と部屋に入ってきた。
「いくらレッスンとはいえ誰かに監視されながらセックスするって、落ち着かないですよね~?」
「……うん」
『落ち着かない』とは言ってはいるが、リクからは緊張している様子は全然感じない。
「あ、前回のレッスン。凄く怖がらせちゃったみたいで、本当にすみませんでした。今日はコトミさんがリラックスして出来るように気を付けますね」
リクが、前回の謝罪を述べながらニッコリ微笑んでくる。
綺麗な顔で微笑まれたら、少しは『キュン』とときめきそうなものの、条件反射か――――寒気しかしない。
「ありがとう……私もリクの足を引っ張らないように頑張るね」
背中の悪寒を誤魔化しつつ、なんとか作り笑顔を浮かべてみるが、明らかに口端が引き攣ってしまう。
うぅぅ、駄目だ。
恐怖感がインプットされて、気持ちより先に身体が反応している――――。
元旦那に無理やりやられた後も、触られそうになっただけで身体が竦んでしまったけど、リクの場合はもっと別の恐怖感が突き上げる。
肌の裏側に得体のしれない生き物が、這いずり回っているみたいな感覚――――。
こんなの状態で、無事にレッスンが終えられるだろうか?
不安から目の前にリクがいるのも構わずに、大きな溜息を吐きそうになったが――――。
コン、コンッ!
「入るぞ」
やけに力強いノックと同時に、ぶっきら棒な声がドア越しに響いた。
あぁぁぁ!
この声はぁぁぁ――――!!

