この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
ラブカルチャースクール 3
第20章 I Lesson 6回目
今日のレッスン、リクなんだ――――。

途端全身の血の気が引いて、足元から床に流れていくような感覚に陥る。

いずれは回って来るとは分かっていたけど、今回は特殊なレッスンだけに、クニミツあたりから始まりたかった~!

――と言ったら、クニミツに失礼かもだけど。

更に増した緊張感に唇を真一文字に結んで固まっていると、リクは何も気にしていない感じで飄々と部屋に入ってきた。

「いくらレッスンとはいえ誰かに監視されながらセックスするって、落ち着かないですよね~?」

「……うん」

『落ち着かない』とは言ってはいるが、リクからは緊張している様子は全然感じない。

「あ、前回のレッスン。凄く怖がらせちゃったみたいで、本当にすみませんでした。今日はコトミさんがリラックスして出来るように気を付けますね」

リクが、前回の謝罪を述べながらニッコリ微笑んでくる。

綺麗な顔で微笑まれたら、少しは『キュン』とときめきそうなものの、条件反射か――――寒気しかしない。

「ありがとう……私もリクの足を引っ張らないように頑張るね」

背中の悪寒を誤魔化しつつ、なんとか作り笑顔を浮かべてみるが、明らかに口端が引き攣ってしまう。

うぅぅ、駄目だ。
恐怖感がインプットされて、気持ちより先に身体が反応している――――。

元旦那に無理やりやられた後も、触られそうになっただけで身体が竦んでしまったけど、リクの場合はもっと別の恐怖感が突き上げる。

肌の裏側に得体のしれない生き物が、這いずり回っているみたいな感覚――――。

こんなの状態で、無事にレッスンが終えられるだろうか?

不安から目の前にリクがいるのも構わずに、大きな溜息を吐きそうになったが――――。

コン、コンッ!

「入るぞ」

やけに力強いノックと同時に、ぶっきら棒な声がドア越しに響いた。

あぁぁぁ!
この声はぁぁぁ――――!!

/961ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ