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ラブカルチャースクール 3
第20章 I Lesson 6回目
「ありがとうございます! 分かりました!」
そうだ! 一人じゃないんだ!
これから行うレッスンは、自己満足でするものじゃない。
スクールに通ってくる生徒のためのレッスンなのだから、こうやって万全を期してくれるのだ。
自分のことでいっぱいいっぱいに、なっている場合じゃない。
無理はしない――――でも少しの気の緩みで、何が起きるか分からない。
セックスで、こんなに使命感を持てるなんて世間では早々にないだろう。
「無茶して、迷惑かけないように頑張ります!」
気合いを込めた返事と共にワタリを見上げると、口端が微かに上がった気がした。
それが凄く嬉しくて、自分も口元に笑みが浮かびかけるが――――。
――――ガチャ!
「お待たせしました」
リクの登場と共に、瞬く間に消え去った。
キタ――――。
強張りそうな顔を誤魔化すように、ジッとリクを凝視する。
生徒の時に感じた、心地良い緊張感とは違う。
まるでこれから、戦いに挑む戦士のような気分だ――――。
そしてリクの向こう側に見えるベッドは、戦場となるのだ!
瞬間、ベッドの上が砂の舞う荒野に見えてきた。
今回のレッスンでワタリが何をチェックポイントとするかは分からないけど、ムードはこの際無視しておこう。
勝つか、負けるかだ!
掛かってこい、リク――――!!
湧き上がってくる闘志が消えないように、胸の奥の薪にふぅふぅ息を吹き付ける。
「プッ! コトミさん、何で頬っぺた膨らませているんですか?」
「ぶふぅ?」
「なにやってんだ、チビ?」
突然屈託なく笑ったリクの問いかけに、尖らせた唇から間抜けな音を立てて空気が抜けていく。
どうやらイメージを膨らませ過ぎて頬まで膨らんでいたみたいで、これにはワタリも眉間に皺を寄せていた。
そうだ! 一人じゃないんだ!
これから行うレッスンは、自己満足でするものじゃない。
スクールに通ってくる生徒のためのレッスンなのだから、こうやって万全を期してくれるのだ。
自分のことでいっぱいいっぱいに、なっている場合じゃない。
無理はしない――――でも少しの気の緩みで、何が起きるか分からない。
セックスで、こんなに使命感を持てるなんて世間では早々にないだろう。
「無茶して、迷惑かけないように頑張ります!」
気合いを込めた返事と共にワタリを見上げると、口端が微かに上がった気がした。
それが凄く嬉しくて、自分も口元に笑みが浮かびかけるが――――。
――――ガチャ!
「お待たせしました」
リクの登場と共に、瞬く間に消え去った。
キタ――――。
強張りそうな顔を誤魔化すように、ジッとリクを凝視する。
生徒の時に感じた、心地良い緊張感とは違う。
まるでこれから、戦いに挑む戦士のような気分だ――――。
そしてリクの向こう側に見えるベッドは、戦場となるのだ!
瞬間、ベッドの上が砂の舞う荒野に見えてきた。
今回のレッスンでワタリが何をチェックポイントとするかは分からないけど、ムードはこの際無視しておこう。
勝つか、負けるかだ!
掛かってこい、リク――――!!
湧き上がってくる闘志が消えないように、胸の奥の薪にふぅふぅ息を吹き付ける。
「プッ! コトミさん、何で頬っぺた膨らませているんですか?」
「ぶふぅ?」
「なにやってんだ、チビ?」
突然屈託なく笑ったリクの問いかけに、尖らせた唇から間抜けな音を立てて空気が抜けていく。
どうやらイメージを膨らませ過ぎて頬まで膨らんでいたみたいで、これにはワタリも眉間に皺を寄せていた。