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ラブカルチャースクール 3
第20章 I Lesson 6回目
やはりリクには、気が抜けない――――。

そして看守? のワタリにも気が抜けない。

目の前の蛇と、真横の鷲――――張り詰めた緊張感に、秘境の水源はますます枯渇していきそうだ。

「コトミさん?」

リクの呼びかけに、樹林の中に彷徨いそうになっていた意識が、現実に戻される。

スネーク――元いリクは、手にブラを握ったまま、私の顔を見下ろして返事を待っていた。

「あっ! うん、大丈夫」

「じゃぁ、進めますね」

「うん……っ!?」

ブラ外しの確認が取れるや否や布切れは素早く腕をすり抜けていくと同時に、リクは胸に顔を埋めてきた。

まだ硬くなっていないなだらかな双丘の天辺が、空気に触れたのを感じた途端、生暖かい湿気に覆い尽くされる。

「え……? っ!」

チュク――――微かな水音が聞こえ、さっきまで唇に触れていたものが乳輪を撫で上げてきた。

早っ――――!! 
もう胸にいっちゃいますか!?

今までは大抵ムード作りもあったし、頬とか首筋とか丁寧に触れられていた。

『女性は身体中が性感帯』――――そういうことを優しく細やかに、気持ち良くレッスンで教えて貰った。

元旦那の義務的なセックスとは違って、エクスタシーに満たされたセックスは、心身ともに幸福感を得られること知った。

そんな気持ちをもっと沢山の女性に感じて欲しかったから、私はこうして研修をしているんだよね――――!?

余りの衝撃に頭の中が一気に『ラブカル迷宮』に入り込み、胸の上でもしょもしょ動いている物に全然集中が出来ない。

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