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ラブカルチャースクール 3
第20章 I Lesson 6回目
もっと重みのある声に、一気に額の重さが弾け飛ばされる。

顰めていた顔が一瞬で呆けて声が降ってきた天を見上げてみれば、厳つい――――強面の巨壁が聳え立っていた。

これにはリクも、流石に動きを止めて声の主を見上げる。

ロックオンされていた乳首が解放されて空気に晒されると、唾液で濡れた先端がひんやりとしたオブラートに包まれた。

チリチリ――――突起から微かな痛みが放出される。

「はぁぁぁ……」

迫力のある眼光に睨み付けられながらも、恐怖から解放された安堵感に心の奥から吐息が漏れた。

ホッと一息ついている私の上でリクは少し顔を上に向け、垂れる前髪の隙間から静かに巨壁を凝視している。

リクの表情はハッキリとは見えないけれども、見下ろしてくる四天王の目力を恐れている様子は感じられない。

低めの双丘を野晒しにしたまま、鷲と蛇の対峙を傍観してしまう。

先に沈黙を破ったのは――――。

「お前の性癖か?」

イーグルワタリだった。

それも普段、口数が少ない割には、直球を投げてくる。

『性癖』って――――ワタリの口から出きた瞬間、デッドボールでも食らったような衝撃が身体に走る。

ラブカル四天王――――恐るべし。

「……何がですか?」

いきなりの直球にリクも多少は戸惑いがあるのか、ワタリの出方を伺うように聞き返す。

「歯、立てていただろ。基本するな」

おおおおっ!
リクが乳首に歯を立てていたことに、ワタリは気付いていたんだ。

歯が見えるようにしていなかったのに、リクの口の中の動きが分かったなんて凄すぎる――――!

ワタリの発言に、リクの髪が微かに揺れる。

これにはリクも、少しは驚いたのかもしれない。

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