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ラブカルチャースクール 3
第20章 I Lesson 6回目
「チビの好きにしろ」

そう一言だけ言い放ったワタリは、不作法に再び机に寄り掛かる。

マジですかぁぁぁぁ――――!?
やっぱりワタリは、スパルタだ。

私の好きにしろって、リクの提案を却下しても良いってこと?

どうしよう――――。

「コトミさん。どうしますか?」

「……えっと」

――――どうしよう。

ラブカルに通い続けて散々経験したクンニなのに、こんなに躊躇うのは初めてかも。

見下ろしてくるリクの視線を避けるように、少し目を伏せる。

『無理は決してしないで下さい……』

ふと――ヤナセの言葉が蘇る。

無理だと思ったら、無理だと言っていいんだ。

いくらワタリがいても、また問題が起きたら、ワタリにも迷惑かけてしまうだろう。

でも――――。

狭めた視界の片隅に、否応なしに入り込むワタリの巨体。

『チビの好きにしろ』――――ワタリは私に判断を委ねてくれたんだよね。

なら――――。

伏せていた目を開き、リクに挑むように視線を向けた。

「リクの提案通りで良いと思うよ。濡れられるようにしてね」

私のハッキリとした声に、リクは綺麗な形をした唇を薄い笑みを浮かべる。

「濡れるように、善処します」

ちょっと含みのある言い方をしてしまった。

内心『濡れないとでも?』とでも、言っていそうな微笑みだ。

これでリクの自尊心に余計な火が点いて欲しくはないのだが、そうなったら仕方ない――――後は野となれ山となれだ!

ワタリの反応が気になるけど、巨壁は特に動いた様子はなかった。

その間にもリクの指先が、胸元から腰へと辿りながら肌を撫で上げる。

刺激される感覚は、快感には少し遠い。

リクの指が、ショーツにかかる――――。

「コトミさん、これ脱がせますね」

「うん……」

いよいよショーツが外される時を迎えた――――。

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