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ラブカルチャースクール 3
第20章 I Lesson 6回目
この際、無事にクンニをクリアするためにも、ヤナセ様を利用させて頂くことにしよう。

レッスン中にヤナセをオカズにする日がくるとは、思いもよらなかった――――。

セイジでも妄想は膨らむけど、実際秘境を散策するのはリクなのだから、複雑な気分になってしまうし。

ヤナセなら、どんな状況でも鬼に金棒! 
宇宙にだって、飛ばしてくれる筈!

本気でそう思っている私は、ヤナセへの認識をかなり間違っていることをとっくの昔に忘れているのだった。

セイジ、ごめんね――――!!

脳裏に浮かぶセイジの優しい笑顔に向かって、心の中で手を合わせる。

そのタイミングで、再び股間からリクのくぐもった声が聞こえてきた。

「あれ、ちょっと緊張していますか?」

「へ?」

「何か力が入っているみたいなんで」

「あ……」

心の手を合わせると共に、花園の入り口も合わせてしまったようだ――――。

「あははは……ちょっと、だけね。でも大丈夫だよ」

「……まだ俺、警戒されていますよね」

「っ!」

ちょっと寂しそうな声と微かな吐息が、肉扉に表面を撫でてくる。

自覚あるんだ――――。

でも何故それを今、股間に問い掛ける!?

別に股間と話している訳じゃないだろうけど、ローブの中に頭を潜らせたまま話しかけてくるから、そんな気分になってしまう。

メンズと違って、女子には股間に娘はいないです!
ってぇ~冗談言っている場合じゃなかった。

横目でワタリを見やると、腕を組んだまま動かないでいるけど、細い目は線になりそうなくらい、更に細められている。

ワタリの表情が何を意味するかが分からないけど、眼光の威力が増していて怖い。

やばい――早く進めなきゃ。

「最初の時のことがあるから、ちょっとは緊張しているけど……大丈夫だよ」

微妙な内容だけど何とかここまできたんだから、もうひと踏ん張りするんだ!

自分に言い聞かせるように言った――――『大丈夫』。

ギュッと目を瞑り、ヤナセ様の降臨を待ち受けると――――。

「じゃぁ……いきますよ」

トーンが低くなった合図が股間に響き、湿った肉の槍が割れ目に宛がわれた――――。

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