この作品は18歳未満閲覧禁止です

- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
ラブカルチャースクール 3
第5章 Lesson 体力作り

「ひゃぁっ!」
突然の出現に叫びそうになったけど大声を出すと目立つし、ヤナセに迷惑掛けてしまうからグッと堪えて、背後霊の正体に視線を向ける。
「姉さん、驚かさないでよ~!」
「ねぇ……見た?」
後ろから覆いかぶさるようにおどろおどろしい声を出してくる。
近くに見える肌は相変わらず綺麗だけど、アニメとかに出てくるおんぶお化けみたいだ。
いつもテンションの高いホズミがこんな暗くなっている理由はあのことだろう――――。
「見てないです……だから離れて」
「ホント……本当に見てないわね……」
「は、はい。だから……」
三人の手前もあるし『名前』のことは伏せて小声で話すが、明らかにこの背の高い美人なお化けにジュリたちは凝視している。
や、やばい!
後で絶対何か言われる――――!!
「姉さん、離れて! ここジムだから」
新人の女性講師っていうだけで物珍しく見られるのに、ラブカル四天王のホズミにひっつかれていたら注目度が半端ない。
トレーニング中の男性講師も、チラチラとこっちを見てくる。
だ、誰か除霊してぇ――!!
心の中で必死に叫ぶと――――
「コトミ~! その綺麗な人は誰なの~」
ジュリがホズミに興味を示してきた。
でも今は却ってこの状況から脱することが出来る。
そしてジュリの褒め言葉を聞いた瞬間、ホズミが固まった――――
「綺麗……」
「えぇ! 男性講師でこんなに綺麗なんて見惚れちゃう~」
「いやぁぁぁ~ん! 嬉しいわぁ~! 私ホズミよ。そういうあなたも綺麗ね~!」
綺麗と褒められたホズミは一気にテンションが急上昇し、両手を広げてジュリの方へ身体を向ける。
私はやっとこおんぶお化けから解放された。
突然の出現に叫びそうになったけど大声を出すと目立つし、ヤナセに迷惑掛けてしまうからグッと堪えて、背後霊の正体に視線を向ける。
「姉さん、驚かさないでよ~!」
「ねぇ……見た?」
後ろから覆いかぶさるようにおどろおどろしい声を出してくる。
近くに見える肌は相変わらず綺麗だけど、アニメとかに出てくるおんぶお化けみたいだ。
いつもテンションの高いホズミがこんな暗くなっている理由はあのことだろう――――。
「見てないです……だから離れて」
「ホント……本当に見てないわね……」
「は、はい。だから……」
三人の手前もあるし『名前』のことは伏せて小声で話すが、明らかにこの背の高い美人なお化けにジュリたちは凝視している。
や、やばい!
後で絶対何か言われる――――!!
「姉さん、離れて! ここジムだから」
新人の女性講師っていうだけで物珍しく見られるのに、ラブカル四天王のホズミにひっつかれていたら注目度が半端ない。
トレーニング中の男性講師も、チラチラとこっちを見てくる。
だ、誰か除霊してぇ――!!
心の中で必死に叫ぶと――――
「コトミ~! その綺麗な人は誰なの~」
ジュリがホズミに興味を示してきた。
でも今は却ってこの状況から脱することが出来る。
そしてジュリの褒め言葉を聞いた瞬間、ホズミが固まった――――
「綺麗……」
「えぇ! 男性講師でこんなに綺麗なんて見惚れちゃう~」
「いやぁぁぁ~ん! 嬉しいわぁ~! 私ホズミよ。そういうあなたも綺麗ね~!」
綺麗と褒められたホズミは一気にテンションが急上昇し、両手を広げてジュリの方へ身体を向ける。
私はやっとこおんぶお化けから解放された。

