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ラブカルチャースクール 3
第22章 I Lesson 7回目

その問い掛けにクニミツが、答え合わせでもするあのようにポツポツと回答例を挙げ出す。
「ロマンティックで、胸がキュンとなる……ですよね?」
「そうよ~。何か思いついたかしら~」
「落ちた手ぬぐいを……拾って差し上げるとか?」
「手ぬぐい? ハンカチじゃなくて~?」
「犬に襲われているところを助けるとか?」
「簡単に、そんな場面に遭遇しないでしょ~」
「き……切れた鼻緒を直して差し上げる……とか」
「一体、何時代設定なのよ!! てか、レッスン前に犬とかに襲われる訳ないでしょぉぉぉ~!」
「は、はいっ! すみません!」
クニミツの珍解答に、ご立腹のホズミは両手を拳にして顔の横でブンブンと振りだした。
まぁ確かにかなりズレていたし、考え込んでいた割にはオリジナルティはなかったかも。
さて、この後どうなることやら――――。
本気で今日、レッスン無しだったりして。
苦笑いをしつつ、二人のやり取りを引き続き見守る。
「もう~根本的に、違ってるわよ~! ハプニング便乗じゃないの~」
「あ、そうですよね。自分でも割とときめく要素だったのでつい……」
「クニミツちゃんのキュンポイントは今はどうでもいいのよ。もうこれは補習だわ! カミジョウさんに言っとくから!」
「え……乙女心の補習するんですか?」
「そうよ! それくらいしないと、あんた分からなそうだもの。わたしが特別補習してあげるわよ!」
何と! これは予想外な展開だ。
ホズミ直々にクニミツに『乙女心講座』を開くことになるとは――――ちょっと私も興味あるな――。
さてしかし――――わざわざ補習を個人的に受けることになったことに、クニミツ自体は精神的に大丈夫だろうか。
クニミツは、目を見開いて固まっている。
あぁ――――ますます、勃つ気がしなくなる――――。
「ロマンティックで、胸がキュンとなる……ですよね?」
「そうよ~。何か思いついたかしら~」
「落ちた手ぬぐいを……拾って差し上げるとか?」
「手ぬぐい? ハンカチじゃなくて~?」
「犬に襲われているところを助けるとか?」
「簡単に、そんな場面に遭遇しないでしょ~」
「き……切れた鼻緒を直して差し上げる……とか」
「一体、何時代設定なのよ!! てか、レッスン前に犬とかに襲われる訳ないでしょぉぉぉ~!」
「は、はいっ! すみません!」
クニミツの珍解答に、ご立腹のホズミは両手を拳にして顔の横でブンブンと振りだした。
まぁ確かにかなりズレていたし、考え込んでいた割にはオリジナルティはなかったかも。
さて、この後どうなることやら――――。
本気で今日、レッスン無しだったりして。
苦笑いをしつつ、二人のやり取りを引き続き見守る。
「もう~根本的に、違ってるわよ~! ハプニング便乗じゃないの~」
「あ、そうですよね。自分でも割とときめく要素だったのでつい……」
「クニミツちゃんのキュンポイントは今はどうでもいいのよ。もうこれは補習だわ! カミジョウさんに言っとくから!」
「え……乙女心の補習するんですか?」
「そうよ! それくらいしないと、あんた分からなそうだもの。わたしが特別補習してあげるわよ!」
何と! これは予想外な展開だ。
ホズミ直々にクニミツに『乙女心講座』を開くことになるとは――――ちょっと私も興味あるな――。
さてしかし――――わざわざ補習を個人的に受けることになったことに、クニミツ自体は精神的に大丈夫だろうか。
クニミツは、目を見開いて固まっている。
あぁ――――ますます、勃つ気がしなくなる――――。

