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ラブカルチャースクール 3
第22章 I Lesson 7回目

直立不動になっているクニミツに、恐る恐る声を掛けた。
「クニミツ……」
「あ……」
ほら、ショックで声も出ない――――
「ありがとうございますっ!! ホズミさん直々に自分なんかに補習して頂けるなんて、嬉しさの極みです!」
――――こともない!
むしろ物凄く喜んでいる。
「もう~今回だけ特別よ~」
「はいっ! ありがとうございます!!」
ピンっと伸ばした人差し指を左右に振って、ポージングを決めているホズミに、クニミツは瞳を輝かせて感謝している。
ホズミ直伝で『乙女心講座』を開いて貰えることが相当嬉しいのか、興奮で頬まで紅潮していた。
何か本当に、レッスンが終わる頃には、クニミツが姉さんに惚れ込んでしまいそうな予感がする――――。
実際はどうなるか分からないけど、姉さんへの信頼はずば抜けるだろうな。
何か良いな~そういうの。
師弟関係じゃないけど、派閥問題とかで陰謀が見え隠れするラブカル内部で、こういう信頼関係が出来上がるのを間近で見れるのが嬉しく思える。
姉さん始め、ヤナセたちがラブカル四天王と呼ばれているのは、ただ人として超越しているだけじゃないんだろうな。
何かあった時、必ず助けてくれる。
面倒見が良いし、凄く優しい――――。
ワタリも一見怖いけど――――喋り方が怖いけど、眼光も怖いけど――――言っていることも行動も筋が通っているし、基本優しい。
ハナブサも――――扇子大好きだけど、扇子での奇行が激しいけど、さり気なく気遣ってくれるし、やっぱり優しい。
そんな彼等の人柄に、皆が尊敬の念を抱いて『四天王』って名付けたんだろうな。
この特殊なカルチャースクールが、存続し得ているのも、良識的な講師たちの存在があるからだ。
だからこそ――――不穏な動きをしている反対勢力の陰謀を何とか阻止せねば。
でも先ずその前に――――
「クニミツ、レッスン始めようか」
「はいっ! 改めてコトミさん、宜しくお願い致します!」
「はい、こちらこそ宜しくお願いします」
ホズミのお陰で浮上して明るくなったクニミツの笑顔に、ようやくレッスンが始められる確信がした。
「クニミツ……」
「あ……」
ほら、ショックで声も出ない――――
「ありがとうございますっ!! ホズミさん直々に自分なんかに補習して頂けるなんて、嬉しさの極みです!」
――――こともない!
むしろ物凄く喜んでいる。
「もう~今回だけ特別よ~」
「はいっ! ありがとうございます!!」
ピンっと伸ばした人差し指を左右に振って、ポージングを決めているホズミに、クニミツは瞳を輝かせて感謝している。
ホズミ直伝で『乙女心講座』を開いて貰えることが相当嬉しいのか、興奮で頬まで紅潮していた。
何か本当に、レッスンが終わる頃には、クニミツが姉さんに惚れ込んでしまいそうな予感がする――――。
実際はどうなるか分からないけど、姉さんへの信頼はずば抜けるだろうな。
何か良いな~そういうの。
師弟関係じゃないけど、派閥問題とかで陰謀が見え隠れするラブカル内部で、こういう信頼関係が出来上がるのを間近で見れるのが嬉しく思える。
姉さん始め、ヤナセたちがラブカル四天王と呼ばれているのは、ただ人として超越しているだけじゃないんだろうな。
何かあった時、必ず助けてくれる。
面倒見が良いし、凄く優しい――――。
ワタリも一見怖いけど――――喋り方が怖いけど、眼光も怖いけど――――言っていることも行動も筋が通っているし、基本優しい。
ハナブサも――――扇子大好きだけど、扇子での奇行が激しいけど、さり気なく気遣ってくれるし、やっぱり優しい。
そんな彼等の人柄に、皆が尊敬の念を抱いて『四天王』って名付けたんだろうな。
この特殊なカルチャースクールが、存続し得ているのも、良識的な講師たちの存在があるからだ。
だからこそ――――不穏な動きをしている反対勢力の陰謀を何とか阻止せねば。
でも先ずその前に――――
「クニミツ、レッスン始めようか」
「はいっ! 改めてコトミさん、宜しくお願い致します!」
「はい、こちらこそ宜しくお願いします」
ホズミのお陰で浮上して明るくなったクニミツの笑顔に、ようやくレッスンが始められる確信がした。

