この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
ラブカルチャースクール 3
第22章 I Lesson 7回目
遠心力でちょっとふわふわしている頭でそんなこと思っていると、

「凄いです! 流石ですねホズミさん!」

パチパチと拍手喝采しているクニミツが目を輝かせて、ホズミの元へ駆け寄ってくる。

「お姫様抱きしてクルクル回る光景に、凄くときめきました!」

どうやら今のタイフーンお姫様抱っこにかなり感動した様子で、興奮気味に絶賛していた。

てか私より、クニミツがときめいてるじゃん!
それって、クニミツの方が乙女ってこと!?

ホズミの腕の中で複雑な気分になっている私をそっちのけで、二人の話は更に盛り上がっていく。

「あら~! クニミッツ~たら、良い感性を持ってるじゃないの~! そうよ。そのときめきを忘れちゃ駄目よ」

「はいっ!」

「素直で宜しい! それになつっこいところも可愛いわ~」

「ありがとうございます!」

――――え? なんだろ、この流れは……。

クニミツのモチベーションが上がるのは構わないんだけど、どんどんホズミに傾倒していっているような気がする。

この感じ、誰かに似ている――――あ、ナツだ!

ナツがハヤトに懐いているのに近いけど、姉さんとクニミツはまた別次元な気がする。

「そのなつっこい所気に入ったわ~。ワンコみたい。あんたのこと『ポチ』って呼んじゃう!」

「ポチですか!!」

「そうよ! 元々クニミツだって古風だし、和犬でポチよ!」

「ありがとうございます! そんな親しみ深いニックネームを付けて貰えるなんて、凄く光栄です!」

えぇぇぇ――――!?
それ受け入れちゃうの!!

―――まぁクニミツ本人が嬉しそうだし、いっかぁ。

でも『チワワ』と『ポチ』でレッスンするのって、ちょっと複雑な気持ちになるな――――。

/961ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ