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ラブカルチャースクール 3
第22章 I Lesson 7回目
姉さぁぁぁぁぁ――――ん!!

確信犯か!
こうなること予想してたでしょ!

唖然とした顔で凝視していたら、ホズミは笑い涙を浮かべて私に親指を立ててきた。

グゥ! ってやられましても――――!

さっきまではホズミが居てくれるから大丈夫と思っていたのに、本当に大丈夫だろうか。

結局当てにせず、自分で頑張るしかないってことなんだろうな――とほほ~。

微妙な気持ちのまま正面に視線を戻すと、目の前のポチはお手をしたまま笑顔で待ち構えている。

う~ん、本当にワンコに見えてきそうだ。
実家で飼っていたのは猫だし、犬は飼ったことない。
躾とか命令とか、どうやってすればいいのかも詳しくない。
元よりクニミツは人間だし。

それでもレッスンは進めなければならないから、思い付いたことを言ってみることにする。

「えっと、お手はもういいかな……。じゃれつく感じで、抱き着いてみる?」

私の指示に、またしてもクニミツは嬉しそうに頷くと、両手をマットに当てて四つん這いで近寄ってきた。

わっ! ワンコになり切っている?

でも『ワンッ!』だけは、言わないで欲しいかも――――。

まだ若干動揺している内に、クニミツは至近距離まで近づいていた。

両手をマットに着いたまま私の足の横に置いて、顔だけを寄せてくる。

「コトミさん……」

そう私の名前を呼んだ声はちょっと甘くて、緊張を感じない。

前回のレッスンとは別人のようにすら思える。

「ク……ポチ」

「はい」

ポチと呼ぶとクニミツは可愛く応えて、頬を摺り寄せてきた。

ちゃんとお手入れしているのかクニミツの肌は案外すべすべで、擦られる頬が結構気持ちが良い――――。

何より思いの外、ナチュラルに甘えてくるクニミツの空気は、こっちの気持ちも穏やかにしてくれた。

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